トヨタ・コニック・プロが手がける新たな観光体験
大阪市では、トヨタ・コニック・プロ株式会社が実施した周遊観光サービス「OSAMPO」やAI音声ガイド「CONIQ AI GUIDE」が注目を集めています。このサービスは、2025年の大阪・関西万博に向けて「はじまる、御堂筋」をテーマに展開され、利用者に新たな視点からの街の魅力を再発見させる試みとして陽の目を浴びました。
OSAMPOの特徴
「OSAMPO」は最高速度6km/hで走行するTOYOTA歩行領域BEV『C+walk』を使用し、利用者が“お散歩感覚”で町を探索しながら、AI音声ガイドを活用する形式です。これにより、観光エリアの魅力を視覚的だけでなく、聴覚的にも楽しむことができ、訪れる人々にとって新しい体験を提供しました。
AI音声ガイドのインパクト
今回の「OSAMPO in Art Walk御堂筋」では、5日間にわたって観光プログラムを実施し、合計88名が利用しました。利用者からは「新しい情報を得られた」「大阪の知らなかった面を知ることができた」といった感想が寄せられました。また、71%の利用者が音声ガイドによって御堂筋の魅力を感じたと回答。これにより、AI音声ガイドがエリアの魅力向上に寄与していることが確認されたのです。
「CONIQ AI GUIDE」の開発
トヨタ・コニック・プロとAtlas株式会社が共同開発した「CONIQ AI GUIDE」は、スマートフォンの位置情報と連動して音声案内を提供し、訪問者が特定のエリアに関連する情報を簡単に取得できる仕組みです。このAIは、質問に対して瞬時に答えを返すコンシェルジュ機能も備え、事業者自身がコンテンツを作成できるダッシュボード機能も実装されています。これにより、コストを抑えた観光コンテンツ制作が可能になっています。
地方創生への貢献
トヨタ・コニック・プロは、今後も観光体験の創出を通じて地方や都市部の魅力向上に貢献していく考えです。また、AI音声ガイドは、自動車試乗時のサポートやホテル業界におけるコンシェルジュ機能提供など、様々なビジネスニーズにも応えることを目指しています。
これら全ての取り組みは、トヨタグループが掲げる「地方創生2.0」構想に則ったものであり、持続可能な未来を目指す社会貢献の一環となっています。
まとめ
トヨタ・コニック・プロが提供する新しい観光体験は、音声ガイドを通じて地域の魅力を再認識させ、利用者に新たな楽しさをもたらしています。地域創生に向けた取り組みがこれからも続くことを期待したいところです。