大阪・関西万博の給水回数が400万回を達成！熱中症対策の取り組み

大阪・関西万博における給水の取り組み

大阪で開催される関西万博では、給水スポットの利用が続々と増加し、2025年6月30日にはその回数が400万回を超えました。この取り組みは、株式会社OSGコーポレーションが推進する「ステハジ」プロジェクトの一環として行われており、来場者や運営スタッフが「熱中症予防」と「プラスチックごみ削減」に貢献できるよう工夫されています。

「ステハジ」プロジェクトの概要

「ステハジ」という名のこのプロジェクトは、「使い捨ては恥ずかしい」という理念の下、環境問題や社会課題に対して意識を高め、行動を促すことを目的としています。大阪・関西万博の会場内には、47台の給水スポットが設置されており、来場者が積極的にマイボトルを利用して水を補給することで、プラスチックごみの削減にも寄与しています。

給水スポットの運営

OSGコーポレーションは、会場内の給水スポットを管理し、スタッフ全員が「熱中症対策アドバイザー」としての資格を保持しています。給水サポートを行う際、スタッフは「熱中症予防声掛けビブス」を着用し、三つのポイントを来場者に伝えています。

- こまめな水分補給
- 喉が渇く前に水を飲むこと
- 各給水スポットの場所を知ること

このような声掛けが、来場者の熱中症予防に繋がっているのです。特に暑い日が続く中、会場内での熱中症対策は非常に重要です。

環境への配慮

給水スポットによる水分補給は、熱中症のリスク軽減だけでなく、プラスチックごみの削減やCO2排出量削減にも寄与しています。2025年6月30日までの給水回数を基に、325,000kg以上のCO2削減が実現されており、これは誰でも簡単に参加できるサステナブルなアクションとなっています。

これからの展望

今後もOSGコーポレーションは、「ステハジ」プロジェクトを通して、さらなる給水スポットの増設や啓発活動を進めていく予定です。すでに多くの団体がこのプロジェクトに賛同し、407団体が加盟しています。大阪・関西万博は、ただの展示イベントにとどまらず、環境への配慮や健康への配慮を兼ね備えた未来志向の催しとなっています。