埼玉県の住みここちランキング2025
大東建託株式会社(本社:東京都港区)が実施した居住満足度調査の結果、「いい部屋ネット街の住みここちランキング2025<埼玉県版>」と「住みたい街ランキング2025」が発表されました。これらのランキングは、埼玉県住民の生活満足度を数値化し、意識調査を通じて集計されたものです。
住みここち(駅)ランキング
5年連続で1位に輝いたのは、さいたま市浦和区にある浦和駅(JR京浜東北線)です。浦和駅は、その交通の便や周辺環境から非常に高い評価を受けています。次に、さいたま市北区に位置する東宮原駅(埼玉新都市交通伊奈線)が2位に入賞。昨年3位からの上昇となり、住環境の良さを証明しました。また、3位にはさいたま市大宮区に位置する鉄道博物館駅(同じく埼玉新都市交通伊奈線)がランクイン。鉄道好きの方々からも支持を集めているその地域は、今年の魅力を増しています。
興味深いことに、トップ10の中ではさいたま市緑区に位置する浦和美園駅が昨年12位から9位へと急上昇。これからの発展にも注目です。
住みここち(自治体)ランキング
自治体においても浦和区は7年連続で1位に輝きました。特徴的なのは、唯一偏差値70台を獲得していることです。2位は同じく7年連続でさいたま市中央区、3位には5年連続でさいたま市大宮区が入賞。さいたま市の強さが際立つ結果となりました。4位以降は、さいたま市北区、南区、緑区が続き、最終的にはすべての順位がさいたま市内の行政区で占められました。10位は戸田市が昨年12位からの上昇。これも地域の活性化を示す良い例です。
住みたい街(駅)ランキング
住んでみたい駅としては、3年連続でさいたま市大宮区の大宮駅が1位をキープ。近隣の浦和駅が2位に位置し、非常に人気のエリアであることが伺えます。川越市に位置する川越駅は昨年5位から3位に上昇し、居住スポットとしての注目が高まっていることを示しています。
住みたい街(自治体)ランキング
住みたい自治体のランキングでも、さいたま市大宮区が3年連続で1位、浦和区が2位となり、昨年3位だった川越市が今年も存在感を示しています。東京都港区と神奈川県鎌倉市もランクインしていますが、さいたま市内の2つの区が依然として強い人気を持ち続けているのです。
因子別の評価
調査においては、生活利便性や交通利便性、静かさと治安、賑わいといった因子が評価のポイントとなっており、さいたま市や川口市の各駅が高評価を得ています。特に、静かさ治安に関しては、閑静な住宅地がある駅が評価されており、越生駅が高い偏差値を獲得しました。こうした因子をふまえて、居住生活のクオリティを見極めることが求められます。
調査の背景
今回の調査は、埼玉県に在住する20歳以上の男女を対象に実施され、累計で50,255名以上の回答が集まりました。オンラインを通じて調査が行われ、一部の回答は過去のデータからも集計されました。これにより、地域の特性や住環境に関する動向を把握し、今後の地域発展に寄与することを目的としています。
埼玉県は今後も魅力的な居住空間の提供を目指すと共に、住民の生活満足度向上に努めていくことでしょう。今後のランキングにも注目が集まります。