佐世保市での未来づくりワークショップが実施
2024年12月7日から8日、佐世保市で高校生と都市で働く企業人による「地方と都市の未来づくりワークショップ」が開催されました。このイベントは「Sasebo Change」プロジェクトの一環として行われ、地域と都会の関係を深く考える機会として設けられました。
ワークショップの概要
主催は佐世保市の地域未来共創部若者活躍・未来づくり課とWHGCゲームチェンジャーズ・フォーラムです。協力には一般社団法人共感結社モルタルが名を連ねています。
参加者は高校生19名と企業人8名。彼らは未来の社会を考えるために普段とは異なる組み合わせで交流し、様々な視点から討論とアイディア創出を行いました。
「働く」ということ
ワークショップは「働くとは何か?」という問いからスタートしました。地方から都市へはなぜ人が流れるのか、国土政策局の調査によると、主な理由は「希望する職種の仕事がないから」「待遇が良い仕事がないから」などです。この現状を受け、参加者はそれぞれの経験を基に自身の仕事観を振り返ることになりました。
企業人は自らの仕事や働く意味についてプレゼンし、ここで高校生たちからの質問が続出。「働くことの自由」や「社会に貢献することの喜び」を発見する場面が多く見られました。実際に参加者からは、「自分の仕事への想いに気づいた。」「社会への貢献が自己実現へと繋がった。」などの声が上がりました。
地方と都市のためにできること
次に、高校生と企業人が一緒になり、地方と都市をどうしたらもっと良くできるかを考えるセッションが設けられました。高校生が提案したアイディアには「学ぶ機会」「自然体験」「専門領域」「地域貢献」「会社体験」などが含まれました。
グループごとにアイディアを練る中で、「明日からできることは何か?」、「それぞれが学ぶことは何か?」と問い続け、発表の場では参加者から新たな発見が多くあったようです。
発表と参加者の感想
グループ発表は非常に活発で、個性が際立つ内容となりました。企業人は「高校生自身を調査に巻き込むアイディアはなかった!」と新たな視点を得た様子。高校生も「実際の仕事の進め方がわかり嬉しかった」と感想を寄せました。
ワークショップの意義
このワークショップを通じて、高校生は地域での活躍を目指し、企業人は社会を俯瞰的に見つめ、新たな価値創出に向けての経験を得ることができました。「未来を創りたい」という思いを持つ参加者同士が、世代や地域を超えて議論を交わすことの重要性を実感した貴重な時間となったのです。
ワークショップ終了後、参加者たちはほっとした様子で、次の活動に向けてさらに意欲を高めていました。今後の彼らの取り組みに、期待が高まります。
お問い合わせ
一般財団法人 アライアンス・フォーラム財団
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