東洋エンジニアリング、ムアララボ地熱発電所拡張工事を受注
東洋エンジニアリング株式会社のインドネシア子会社であるPT Inti Karya Persada Tehnik(略してIKPT)は、連携パートナーの住友商事株式会社とPT Wasa Mitra Engineeringと共に、PT Supreme Energy Muara Laboh(スプリームエナジー・ムアララボ)からムアララボ地熱発電所の拡張工事を受注しました。このプロジェクトは2027年までに完成する予定で、インドネシアにおける再生可能エネルギーの強化に寄与するものです。
プロジェクトの詳細
この地熱発電所拡張プロジェクトは、約83MWの発電容量を持ち、2019年12月に商業運転を開始した1号機(約85MW)に続くものです。これにより、南スマトラ島における再生可能エネルギーの比率が高まり、発電所全体で約170MWの電力を供給できる見込みです。この電力量は、約90万世帯に相当し、地域のエネルギー需要を支える役割を果たします。
さらに、地熱発電は持続可能なエネルギー源として知られており、環境への影響が少ないことから、インドネシアの2060年カーボンニュートラル目標に向けた重要な施策となっています。
IKPTの使命と未来
IKPTは、今回のプロジェクトを通じて、持続可能な社会の実現やインドネシアの経済発展に貢献する意向を強調しています。同社は、環境に配慮したエネルギー開発に取り組むことで、持続可能な未来を築くことを目指しています。
受注概要
- - 客先: PT Supreme Energy Muara Laboh
- - 受注者: PT Inti Karya Persada Tehnik(IKPT)、住友商事株式会社およびPT Wasa Mitra Engineeringのコンソーシアム
- - 建設地: インドネシア・西スマトラ州
- - 対象設備: 地熱発電所 (NET発電容量 約83MW)
- - 役務内容: 設計、調達、建設工事の一括請負
- - 完成予定: 2027年
このように、IKPTは地域のニーズに応えつつ、再生可能エネルギーの普及に貢献していくことで、持続可能な社会の実現を進める姿勢を示しています。