能登復興支援の新組織設立
2025-02-21 12:53:45

太陽テント北陸が能登復興支援策を強化、新組織を設立

太陽工業株式会社の子会社、株式会社太陽テント北陸は、能登工場に「能登復興支援対策室」を設立し、2025年2月から本格的に稼働を開始します。これは、2024年に発生した令和6年能登半島地震後、復興の遅れが浮き彫りになったため、被災地域に近い場所に新たな組織を設けることで迅速な支援体制を整えることが目的です。

復興支援に関する具体的な取り組みには、金沢21世紀美術館の企画展示室の仮設天井の設置などがあります。この美術館は新しい文化の創造を目的に作られたもので、地震の影響でガラス天井が落下しました。太陽テント北陸は半透明で防水性のある膜材を用いて美しい仮設天井を設置し、来館者が安心して楽しめるスペースを復活させました。

また、珠洲市の仮設住宅に対しては、建築界のノーベル賞と称される坂茂氏が手がけた木造の仮設施設にファサードを設置。これにより冬場の厳しい天候から住民を守る取り組みを行い、その設置は注文からわずか3週間で完了しました。さらに、のと里山海道の復旧作業も支援しており、「コンクリートキャンバス」を用いた復興工事を進めています。

太陽テント北陸は、約50名の社員を擁し、建築、土木、イベントの3つの営業分野で活動しています。新設の対策室には、異なる部署から集まった17名が参加しており、地域の実情に即した迅速な支援を実現します。輪島市や珠洲市を含む被災地の復興をより効果的に行うために、全国各地から集めたノウハウを活かす運営体制を整えました。

加えて、太陽工業グループは石川県内の9つの自治体と災害時の応援協定を結んでおり、これに基づいてフレキシブルな支援を展開。具体的には、2024年の地震発生翌日には、七尾市に対して緊急にハイブリッドエアーテント「マク・クイックシェルター」を提供し、以降も多くの支援物資を供給してきました。

現在も、現地のニーズに応じた復興活動を進める太陽テント北陸。今後のさらなる活躍が期待されます。


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会社情報

会社名
太陽工業株式会社
住所
大阪府大阪市淀川区木川東4-8-4太陽工業本館
電話番号
06-6306-3033

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