2023年12月11日から、全国の経済に興味を持つ皆様を対象に、「税収弾性値予測コンテスト」が開催されます。これは、日本経済の停滞から脱却を目指す中で、財政収支の予測やマクロ経済の安定化に向けた重要な数値を見極めるための取り組みであり、特に「税収弾性値」の重要性に焦点を当てています。なお、このコンテストは、ただの予測活動にとどまらず、応募者が日本の経済に対して深く考察し、政策についての活発な議論を促進することを目的としています。
コンテストの詳細について
このコンテストに応募できるのは、どなたでも可能です。参加者は、2023年度と2024年度にかけての「一般会計税収」「名目GDP」「税収弾性値」に関する予測を行います。募集期間は、2023年12月11日正午から2024年1月19日までの間で、参加者はこの間に自分の予測を提出することが求められます。応募は以下のページで受け付けています。
コンテスト募集ページ
審査方法と賞について
審査は、提出された2023年度の各数値予測に基づいて行われます。具体的には、予測値が実際の値にどれだけ近かったかをもとに1位から3位を決定します。なお、審査は財務省が2023年度一般会計決算概要を発表した後に行われ、《翌年の夏ごろ》を目途としています。
受賞者には、以下のような賞品が用意されています。
- - 1位:表彰楯と副賞10万円
- - 2位:表彰楯と副賞5万円
- - 3位:表彰楯と副賞1万円
受賞された方には、研究部会の表彰式で予測根拠を発表する機会があります。
審査員について
本コンテストは、経済学の専門家による厳正な審査の下で進行します。審査員は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニアエコノミストである鹿野達史氏、上智大学経済学部准教授の中里透氏、名古屋商科大学ビジネススクール教授の原田泰氏が務めます。彼らの専門的な視点から、提出された予測が適切かどうかを見定めます。
問合せ先
参加を希望する方は、景気循環学会 高圧経済研究部会の事務局までお問い合わせください。連絡先は以下の通りです。
- - 住所:〒630-8305 奈良市東紀寺町2-10-1 (公社)ソーシャル・サイエンス・ラボ内
- - 電話:0742-20-7807
- - メール:[email protected]
この機会に、経済政策について考え、活発な議論に参加してみませんか?