地域に根ざすセパタクローチーム『A.S.WAKABA』が目指す未来の挑戦と支援の輪

セパタクローチーム『A.S.WAKABA』の挑戦

東京都世田谷区若林地区に拠点を持つセパタクローチーム『A.S.WAKABA』が、2026年の国際複合競技大会での金メダル獲得を目指し、新たなクラウドファンディングプロジェクトをスタートさせました。これは選手たちの活動資金を募るもので、ファンと共に未来を切り開く試みです。

チームの背景と目的

『A.S.WAKABA』は、設立から10年以上が経ち、地域貢献と競技の普及に精を出してきました。これまでに日本代表強化指定選手を11名輩出するなど、国内屈指のチームとして成長してきました。ただ、日本国内におけるセパタクローはメジャーではなく、選手たちは大会への出場費用の自己負担を強いられています。国際大会に出場するには、一人当たり約15万円、国内の遠征にも5万円が必要です。選手たちの「好き」を貫くために、金銭的なハードルを取り除き、競技に専念できる環境を整えたいという思いから、このクラウドファンディングが立ち上げられました。

ファンとの新しい関係の構築

今回のプロジェクトでは、資金調達だけでなく、ファンとの絆を深めることも重視されています。支援金に応じて異なるサポーターレベルが設けられ、ファンには活動報告やオリジナルグッズの提供が行われます。「ブルーサポーター」では活動報告メールが送られ、さらにオリジナルタオルがもらえる「ブロンズサポーター」や、タレント選手による個別指導を受けることができる「プラチナサポーター」など、楽しみながら応援できる仕組みが整っています。

チームの理念と地域貢献

『A.S.WAKABA』は、地域に根ざしたスポーツクラブとして活動しています。世田谷区立の学校を利用して、若い世代へセパタクローを広めるため、初心者向けの体験教室も開催しています。これにより、地域の人々とつながり、セパタクローの魅力を広める努力をしています。

チーム代表の平瀬律哉は、「私たちは12年間地域に支えられながら、セパタクローの発展に努めてきました。このプロジェクトを通じて、金メダル獲得を果たし、地域に恩返しをしたい」と語っています。