東急不動産ホールディングスのDX人材育成
2023年、東急不動産ホールディングス株式会社(以下、東急不動産)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に必要な人材である「ブリッジパーソン」の育成を強化するために、新しい実践型トレーニングプログラムを発表しました。このプログラムは、グループ内のデジタル戦略を一手に担う「TFHD digital株式会社」との協力のもと開発された「プロジェクトマネジメント講座」(PM講座)です。
ブリッジパーソンの役割と重要性
「ブリッジパーソン」は、ビジネスとデジタルの架け橋として、変革を推進する存在です。DXの進行に伴い、特にこのポジションを担う人材がもっと求められています。東急不動産は、この考えに基づき、現在進行中の多数のプロジェクトを効果的に進めるために、ブリッジパーソンの育成に注力しています。
幾多のプロジェクトが進行中ですが、専門的な知識を持つブリッジパーソンが不足している現実もあります。そのため、PM講座は、そのニーズに応えるべく迫られた選択肢です。
PM講座の特色と内容
この実践型トレーニングプログラムは、受講者がただ知識を得るだけでなく、実務に役立つスキルを身につけられるように設計されています。座学だけでなく、受講者自身のプロジェクトをテーマとし、実際の問題解決や改善点の発見を重視しています。
さらに、プログラムには、現役のプロジェクトマネージャー(PM)が講師やチューターとして参加し、実践的な知識の習得や、具体的なフィードバックを提供する体制が整っています。
受講者の声
すでに講座を受講した人たちからは、以下のようなフィードバックが寄せられています。
- - 「経営層へのプレゼンで、プログラム中に作成したプロジェクト計画書をすぐに使えた!」
- - 「リアルなケースを元にしたディスカッションがとても有意義で、業務に直結したフィードバックが得られた。」
- - 「講師がプロジェクトの背景を理解し、実践的なアドバイスをしてくれる点が特に良かった。」
これらの意見から、受講者は実践的な学びが実務にどう活かせられるかを実感しています。
今後の展望とDXの重要性
DX推進に関して、TFHD digitalの取締役兼久 隆行氏は「DXは単なるツールの導入だけでなく、新たな価値の創出が求められる」と語り、ブリッジパーソンの重要性を強調しています。今後は、より多くの社員がDX推進の中心的役割を担えるよう、トレーニングプログラムを拡充させていく計画です。2025年度には、受講の対象範囲を広げ、さらなるスキルアップの機会を提供を目指しています。
まとめ
東急不動産ホールディングスが推し進める「PM講座」は、受講者が主体的に学びながら、実際のプロジェクトを通じて即戦力を高めることを支援するものです。DX推進のキーとなる人材を育成することで、グループ全体の成長を目指していきます。さらに、実践的なトレーニングにより、多様なビジネスシーンでの問題解決スキルをより一層磨いていくことが期待されています。
企業情報
代表取締役社長:西川弘典
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
設立:2013年10月
URL:
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp
代表取締役:宇杉真一郎
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
設立:2022年2月
URL:
https://tfhd-digital.co.jp
代表取締役社長:櫻井稚子
本社所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-2 第25SYビル8F
設立:2020年5月
事業内容:外部人材マッチング、IT派遣など
URL:
https://www.plusw.co.jp