京都発の清水焼ブランドTOKINOHAが魅せる初の写真集の全貌

京都市の清水焼団地を拠点に活躍するTOKINOHA（Kiyo to-bo株式会社）は、2025年2月5日に待望の初ブランド写真集を発表します。この写真集は、清水焼の伝統と未来への思いを凝縮した作品で、限定1,000部という希少性を誇っています。

著者は、清水焼の大家である五代目清水六兵衛の曾孫である清水大介氏とそのパートナー清水友恵氏。彼らは2009年にTOKINOHAを始め、以来世界中のレストランや人々の暮らしに清水焼を届け続けてきました。この写真集では、27,000字のテキストと共に、写真家中川正子氏による美しい写真が200ページにわたって展開されます。

「ちょっといいふつうを続けたら、それがTOKINOHAの個性になった」という言葉が象徴するように、TOKINOHAは普通でありながら心地よい個性を大切にしています。この本を通じて多くの人にTOKINOHAの器の魅力を知ってもらい、過去の醍醐味が未来につながることを望んでいます。

このブランド写真集は、手に取る価値のある一冊を目指して制作されました。毎ページに刻まれた写真と言葉をゆっくりと味わい、器作りにおける重さや質感、伝えたい思いに妥協しない姿勢が反映されています。出版社を通さず自費出版で1000部限定で製作され、器と同様に「くらしの中で使われて完成する清水焼」の理念を体現しています。

写真集の制作には2年間の構想があり、ブランドの新たなタグラインとロゴの策定から始まりました。この過程で、清水焼が育んできた「自由な表現」や「オーダーメイドの精神」を深く掘り下げています。また、陶芸家が直面する流通の現状や職人の待遇問題にも触れ、その言葉を記しました。

中川正子氏による写真は、本書のほぼ全てに配されており、TOKINOHAの「今」を豊かに切り取っています。単なる器の写真だけでなく、ブランドの根幹である京都の空気感や清水大介・友恵夫妻の生活、陶器製作の現場、食と陶が交差する場所などを豊かに表現しています。

この写真集は、2025年1月23日から1月26日までアメリカ・サンフランシスコで開催されるFOG DESIGN＋ARTで世界初公開され、その後、海外での販売や東京・京都での出版記念展も行われる予定です。

TOKINOHAは、清水焼の新たな可能性を探求していく姿勢を貫いていきます。この写真集が陶芸家の想いや取り組みを広く伝える架け橋となり、次世代に継承されることを願っています。この機会にぜひ、手に取ってその魅力を実感してみてください。

【書籍詳細】
タイトル：ブランド写真集『TOKINOHA』
著者：清水大介・清水友恵
写真：中川正子
発行：Kiyo to-bo株式会社
発売日：2025年2月5日（水）
定価：11,000円（本体10,000円）
ページ数：200ページ
部数：1000部
サイズ：A4変（天地 270mm 小口 205mm）
ISBN：9784991395109
URL：https://shop.tokinoha.jp/pages/book

【お取り扱い】
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