「ポケモン化石博物館」、いよいよ海外進出
国立科学博物館が2021年から国内を巡回してきた「ポケモン化石博物館」が、ついに初の海外展開を発表しました。2026年5月22日から、アメリカのシカゴに位置するフィールド自然史博物館で開催されるこの展示は、ポケモンファンや科学愛好者にとって大きな期待を集めています。
海外進出の意義
ポケモン化石博物館は、「古生物とポケモン」をテーマにした展示で、観察や比較を通じて古生物学を学ぶことを目的としています。これまで、国内での大好評を受けて、国立科学博物館と株式会社ポケモンが協力し、地域博物館との連携を強化しながら進めてきました。今回の海外展開は、国際的な科学への関心を高める重要なステップとなります。
展示内容の魅力
フィールド自然史博物館では、複数のポケモンの実物大模型、中でもオムスターやガチゴラスの実物大骨格模型が展示される予定です。また、博物館の名物でもあるティラノサウルス「SUE」や始祖鳥の複製も併せて展示され、来場者は古生物の多様性とポケモンの世界を同時に体験できるユニークな設計になっています。
国内での成功
「ポケモン化石博物館」は2021年に三笠市立博物館を皮切りに全国の博物館で巡回し、2025年5月までには12の博物館で展示される予定です。すでに来場者数は100万人を超える見込みで、ポケモンの人気が高まる中、その魅力は多くの人々に伝わっています。
フィールド自然史博物館について
125周年を迎えたフィールド自然史博物館は、自然と人類をつなぐ使命を持つ先進的な科学機関です。毎年120万人以上の来場者が訪れ、世界有数の自然史コレクションを所蔵しています。自然界の神秘を解き明かす研究を行いながら、公共に科学への関心を促すことを目的としています。
このポケモン化石博物館が持つ、楽しさと学びの融合がどのように展開されるのか、この新たな挑戦から目が離せません。アメリカでの展示が成功することを期待し、ポケモンと古生物についての探求が更に広がっていくことを楽しみにしています。