台湾人・香港人が語る出国税3,000円案への本音と実態
株式会社ジーリーメディアグループが実施した調査によると、政府が出国税を引き上げることを検討している中、台湾人・香港人の大多数が自国の旅行計画には影響がないと考えていることが明らかになりました。この調査では、同社が運営する訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」のSNSフォロワーを対象に意見を収集しました。
出国税の引き上げに対する調査内容
調査の背景として、政府は国内から海外に出る際に徴収される出国税をまたも引き上げ、それによりオーバーツーリズムの対策に充てるだろうと報じられています。現在の出国税は1,000円ですが、3,000円への引き上げが提案されています。報道を受けて行ったこの調査では、5,600名の台湾人・香港人から有効回答を得ました。
調査結果によると、全体の84.3%が出国税が引き上げられても訪日計画に影響がないと感じています。「少し気になるが、訪日計画には影響しない」と答えた人が46%、「全く問題ない」と答えた人が38.3%という結果でした。これによって、多くの訪日希望者が日本旅行への強い魅力を抱いていることが伺えます。
台湾人・香港人の訪日意欲の高さ
特に台湾と香港からの訪日旅行は、年々増加傾向にあり、2025年の訪日外国人旅行消費額は台湾が3,020億円、香港が1,139億円を記録しています。この二国の合計は4,159億円で、訪日外国人の中では中国に次ぐ額となっています。リピーターの多さからも、日本は依然として人気の旅行先であることが分かります。
質の高い旅行を望む声
今回の調査では、自由記述欄において多くの台湾人・香港人が出国税の引き上げについて理解を示し、高品質な旅行を希望する意見が多く寄せられました。「観光客が減り、質の高い旅行ができるなら歓迎」との声や、「混雑と汚れた環境は困る」といった意見が見られました。これにより、多くの人がオーバーツーリズム対策に期待をかけていることが伺えます。
懸念の声も
一方で、懸念の声も寄せられました。家庭の旅行回数が減る懸念や、出国税が家族全員の旅行へ大きな影響を及ぼす場合があるという意見もあり、減少する可能性について心配するトピックも浮かび上がりました。「年に数回日本に行くが、出国税が増えることで回数が減るかもしれない」といった声が挙がっています。
SNSを通じた大規模な調査
今回の調査は、SNSを通じて広範なユーザーなデータを集めたことが大きな特徴です。全体で221万人以上のフォロワーを持つInstagramやFacebookなどのプラットフォームを通じ、多数の意見が集まりました。台湾人・香港人の旅行ニーズや意見を直接聞くことのできる貴重な機会となったのは間違いなく、今後の観光施策に重要な示唆を与える結果となるでしょう。
概要のまとめ
出国税引き上げに対する台湾人・香港人の姿勢は、全体的にポジティブであり、依然として日本旅行への関心が高いことがわかりました。調査を経て浮かび上がった旅行者たちの意見は、オーバーツーリズムの対策や観光地の質向上に向けた重要な参考として、今後の観光政策に活かされることを期待します。これらの調査結果は、日本の観光業界にとっても重要な情報の一部となるでしょう。