新たなデータ基盤の誕生
トレードワークス株式会社は、DiscoverFeed株式会社との協業を通じて、分散型データ基盤の構築を進めています。この取り組みは、クリエイターエコノミーの成長を支える重要なプロジェクトであり、今後の展望も含めてご紹介します。
1. 協業の基本合意
2026年6月2日に、トレードワークスはDiscoverFeedとの新規事業に関する基本合意書を締結しました。この合意に基づき、両社はIPFS技術を活用した分散型データ基盤の開発を進めることとなりました。DiscoverFeedは東京都港区に本社を構え、トレードワークスと資本関係にある企業です。
2. 分散型データセンターの稼働
DiscoverFeedは大分県佐伯市に「大分県分散型データセンター1号」を整備し、その稼働が開始されました。このデータセンターは約7,000TBのストレージ設備を備え、分散型データ管理の拠点として機能しています。初期利用案件として、元AKB48の伊豆田莉奈さんのコンテンツデータの保管が始まっています。この具体的な事例を通じて、データセンターを活用した新たなサービス展開が期待されています。
3. クリエイターエコノミー領域での事業実装
DiscoverFeedは、米国のエンターテインメント企業A-Nexusとの業務提携を通じて、クリエイターエコノミーに向けた「DAG Project」をスタートしました。主な内容は以下の通りです。
- - ファンダム型データアーカイブ「MYアルバム」を活用したコンテンツの保管、再編集、共有、収益化。
- - AI共同制作型音楽プラットフォーム「DAIM」の利用を通じた楽曲制作。最初のプロジェクトとして、AKB48グループ初のグローバルユニット「Quadlips」と音楽プロデューサーのThomas Goldによる楽曲制作が進行中で、2026年8月にリリースされる予定です。
- - グローバルファンダム市場におけるライバー、インフルエンサー、アーティストとの協力による共同開拓。
トレードワークスは、これらのプロジェクトを支えるデータ基盤や運用機能を提供し、クリエイターエコノミーの実装を進めています。また、ウォレット機能や決済機能の将来的な導入も検討中です。
4. トレードワークスの役割
DiscoverFeedがインフラを提供する一方で、トレードワークスはアプリケーションや運用基盤の構築を担います。この連携により、トレードワークスは大規模な投資をせずに、継続的な収益モデルの実現を目指します。具体的な取り組みは、今後の協議を経て決定されます。
5. 今後のビジョン
トレードワークスは、この協業を「AI×オンチェーン事業」の重要な一環と位置づけており、まずはクリエイターエコノミー分野でのビジネス実装を推進します。将来的には金融分野への展開も視野に入れており、規制リスクやデータ管理の適用可能性に関する検討を進めています。
6. 2026年の業績への影響
現時点では、2026年12月期の業績への影響は限られたものであると考えられています。今後、業績に影響を与えるような進展があった場合は速やかに情報を提供します。
この新たな取り組みにより、トレードワークスは受託開発からサービスの拡充を目指し、持続可能な成長を追求していくことでしょう。