ネガティブエミッション技術の展望を探るセミナー開催
日本計画研究所(JPI)が主催するセミナーが、2024年10月8日(火)に開催されます。このセミナーでは、早稲田大学の中垣隆雄教授をお招きし、ネガティブエミッション市場創出のための岩石風化促進技術の未来について詳しく語っていただきます。
セミナーの背景と目的
温暖化の進行に伴い、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標が2050年に設定されています。しかし、再生可能エネルギーの導入のみでは、脱炭素が難しいいわゆる「脱炭素困難部門」でのCO2削減は非常に困難です。そのため、ネガティブエミッション技術(NETs)が必要不可欠です。その中でも、風化促進によるCO2の直接除去技術は、国内に広く分布しているCa/Mgを含む天然岩石を用いるため、日本での実施が期待されています。
セミナーの内容
セミナーでは、ネガティブエミッション技術としての岩石風化の位置づけや、現在の国際的な動向についても触れます。具体的には、次のような項目が予定されています:
1.
NEレポートの見解
- ネガティブエミッション技術の意義とその必要性。
- カーボンニュートラルに向けた方針。
2.
世界のトレンド
- 現状と課題、国際的な動向。
3.
A-ERWプロジェクトの概要
- プロジェクトの全体像、国内外の技術優位性。
4.
炭素会計の必要データ
- 明確化の方法論や、必要なデータの収集方法。
5.
MRV方法論の展望
- クレジット市場創設への計画。
また、セミナー後には質疑応答や名刺交換の場も設けられ、他の参加者とのネットワーキングを促進します。これにより、新たなビジネスの機会へと繋がることが期待されます。
受講方法と参加費用
セミナーの受講は、会場参加やライブ配信から選ぶことができます。参加費用は、1名33,540円(税込)ですが、2名以降は28,540円で参加できます。アーカイブ配信もついているため、録画を後から視聴することも可能です。
企業の使命と取り組み
JPIは、国家政策を支える役割を果たすことを目指し、知識と情報の交流の場を提供しています。これからも、セミナーを通じて持続可能な未来を見据えた取り組みが続けられることでしょう。
セミナーの詳細は、公式サイトで確認できます。興味のある方はぜひ参加を検討してみてください。