2023年度ミシュランガイドが新サービスを発表、持続可能な食の旅を提案

ミシュランガイド2023の新たな取り組み

日本ミシュランタイヤは、2023年度の事業計画および新サービスについて発表しました。この発表は、日本国内のインバウンド観光が増加し、外食産業やホスピタリティ業界が急速に回復しつつあるタイミングで行われました。ミシュランは、ガイドを通じてモビリティの貢献を目指し、新たな飲食店のセレクションやサービスを展開します。

ミシュランガイドの発表スケジュール

2024年春には、「ミシュランガイド京都・大阪」がこれまでの秋から春に移行して発表されることが決定しました。これにより、春には関西の食や宿泊施設を特集し、クリスマスや年末年始に向けた秋の発表では東京のセレクションが紹介されます。また、「ミシュランガイド奈良2023」は2023年5月16日に公式サイトで公開予定で、印刷版は発行されません。

日本語版公式アプリの登場

ミシュランガイドは、公式アプリを日本語で提供開始しました。このアプリは、ユーザーがスマートフォンやタブレットを通じて簡単にアクセスできるよう工夫されており、周辺の飲食店や宿泊施設の検索、予約機能もついています。アプリでは、世界中のレストランやホテルの情報が掲載され、ユーザーは迅速に情報を得ることが可能です。特に、今後は日本のレストラン予約機能も充実していく予定です。

定期的な飲食店セレクション公開

デジタル化の進展により、ミシュランガイドの最新情報を従来の年一回の公開ではなく、定期的にウェブサイトやアプリで提供することが可能になりました。これは、新たな飲食店やレストランをタイムリーに紹介することを目的としています。これまでにはなかった新しい飲食体験を提供する試みです。

スキル向上のためのマスタークラス開催

また、2023年3月27日には「マスタークラス Chefs to Chefs」が開催され、著名なシェフによる貴重な経験や知識が次世代の料理人たちに伝えられました。このイベントは今後も継続され、人材育成への支援としての役割を果たす予定です。

持続可能な未来を目指して

「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランは、こうした新しい取り組みを通じ、環境に配慮した選択を促進し、持続可能なモビリティへの貢献を目指します。これは今後の食文化、旅行、そして地域経済への影響を与える重要な施策であり、ミシュランガイドのリーダーシップをさらに強化するものです。

ミシュランガイドは、1900年にフランスで初めて発行されて以来、世界中で多くの人々に愛されてきました。これからも食の楽しみを追求し、皆様の旅行体験をより豊かにするための取り組みが期待されます。