IBJ調査:婚活中の男女が望む子ども像とその理由
最近、婚活中の男女の子どもに関する意識調査が実施され、興味深い結果が得られました。株式会社IBJが行ったこの調査では、婚活中の男女1,822人を対象に、結婚後の子どもについての考えを尋ねました。
婚活男女の約8割が「子どもを希望」
調査の結果、婚活をしている男女の約80%が結婚後に子どもを持ちたいと考えていることが明らかになりました。特に20代や30代では、この割合がさらに上昇し、90%近くに達することが示されています。これは、出産適齢期とされる年代にあたるため、自然な傾向と言えるでしょう。
希望する子どもの数:2人が最多
また、子どもを希望する方の中で、最大の割合を占めていたのは「2人」という回答でした。約6割の人がこの数を望んでいることから、結婚を目指す婚活者たちが、将来的なライフプランを真剣に考えていることがわかります。性別に関係なく、経済状況や育児計画に基づいていると思われます。
この希望の数は、一般的に言われる平均よりも多く、特に自らのキャリアや生活設計としっかりと向き合っていることを示唆しています。
男性と女性それぞれの「子どもを持つ理由」
この調査で興味深い点は、子どもを持つ理由が男女で異なることです。男性の58.4%が「生活が楽しくなる」と述べており、子どもがもたらす喜びや充実感を期待している様子が伺えます。一方、女性の51.4%は「子どもが好きだから」と答えており、母性から来る自然な動機付けが強く感じられます。
そのほか、両者ともに「自身の成長」や「ライフイベントの増加」といった理由も多く挙げられています。子どもがいることで日常に新たな喜びをもたらすとの期待が強いようです。さらに、両親や周囲からの期待感を感じている方も多く、これが「子どもを持ちたい」という願望を後押ししているのかもしれません。
結婚後すぐに子どもを希望する意識
結婚後、何年以内に子どもが欲しいかという問いに対して、約7割の男女が「すぐにでも」または「1年以内」が良いと回答しました。女性では、男性よりも高い割合で早期出産を希望する傾向があります。これは、年齢が上がるにつれて妊娠のリスクが高まるという現実を反映しています。
理由の一例
- 「年齢が若いうちに子どもを育てたい」(20代後半)
- 「教育資金を早く貯めたい」(30代前半)
- 「20代中に子どもを持ちたい」(20代後半)
- 「仕事や妊娠の確率を考えると早めが良い」(30代前半)
まとめ
この調査からは、婚活中の男女が将来の家族像について真剣に考えている様子が伺えます。特に「子どもを持つ」という希望は、ただの願望だけでなく、しっかりとした理由や計画に基づいていることがわかりました。これからの時代において、結婚と子どもを望む本音や価値観が反映された結果と言えるでしょう。