イングリッド・スキールズ氏来日記念のプレイスメイキング
2025年10月31日(金)、北沢タウンホールでイギリスでの子どもを中心にしたプレイスメイキング運動「Playing Out」の共同代表であるイングリッド・スキールズ氏が来日し、この取り組みの実践について語ります。この運動は、イギリス国内で進行中で、特に子供たちが安全に遊ぶ環境を地域で作り出すことに焦点を当てています。
Play Streetの背景
「Playing Out」は、元々子育て中の母親たちが発案したもので、住宅街の通りを車両通行禁止にし、子どもたちが自由に遊べる「プレイ・ストリート」としての取り組みが始まりました。この運動は、今や100以上の自治体で広がり、全国で1,500か所以上の場所で実施されています。プレイスメイキングの取り組みは、子どもたちが安全に遊び、育つことを促進するだけでなく、近隣住民との交流や地域コミュニティの絆を強める役割も果たしています。
日本での取り組み
日本においても、2016年から「とうきょうご近所みちあそびプロジェクト」が始まり、市民が道を一時的な遊び場として活用することを支援しています。このような取り組みは、地域の人々が子どもたちの遊びの場を共有し、交流を図る場ともなり、地域社会の活性化に寄与しています。
開催概要
イベントは18時30分に開始され、イングリッド・スキールズ氏による基調講演が行われます。その後、山口有紗氏や飯石藍氏と共にトークセッションも行われ、地域コミュニティとウェルビーイング、子どもの育成について議論されます。参加費は2,000円で、世田谷区に住む方は無料で参加できます。
登壇者紹介
- - イングリッド・スキールズ氏: 彼女は「Playing Out」の共同代表で、特に政府への政策提言や国際会議への参加を通じ、子どもたちの遊ぶ権利を訴え続けています。
- - 山口有紗氏: 小児科医として、地域での子どもの育成において重要な役割を果たしています。
- - 飯石藍氏: 公共R不動産編集長として、公共空間の創出に貢献しています。
- - 嶋村仁志氏: 一般社団法人TOKYO PLAYの代表として、子どもの遊びを通じて地域の活性化を目指しています。
参加方法
事前申し込みが必要で、申し込みは公式サイトから行えます。特に地域で「みちあそび」に興味を持つ方々にとって、貴重な経験となるイベントです。皆さんの参加をお待ちしております。