健康寿命を支える肝臓の秘訣とは?
新たに刊行される栗原毅医師の書籍『肝臓大復活 100歳まで食・酒を楽しむ「強肝臓」の作り方』が、肝臓の健康を維持する秘訣を広く伝えることを目指しています。2025年2月19日発売予定のこの本では、肝臓をケアするための具体的な生活習慣の改善法が紹介されています。
肝臓は「よみがえる臓器」
栗原医師は、3万人以上の肝臓を“復活”させた経歴があり、彼によると肝臓は年齢に関係なく、適切なケアを行うことで健康状態を改善できると言います。年齢と共に衰えるイメージが強い肝臓ですが、実は「年を取らない臓器」とも言えるのです。日々の生活の中で正しく肝臓をケアすることで、90歳になっても若い頃のような機能を保ち続けることができるといいます。
放置すると怖い肝臓の実態
肝臓は体内における「縁の下の力持ち」として重要な役割を果たしています。健康寿命を延ばすためには、この肝臓のケアが欠かせません。しかし、肝臓の機能が低下しても表面上はあまり症状が現れないため、気づかないうちに進行してしまう可能性があります。脂肪肝などの生活習慣病の多くは、肝機能の低下に由来しています。
今やめるべき間違った習慣
最近の研究では、肝臓に悪影響を及ぼす習慣が多く存在しています。自覚症状がないからと放置している方も多いのではないでしょうか。例えば、適量の飲酒をしないことやカロリー計算に偏った食事制限などが、実際には肝臓に負担をかけている場合があります。過度な禁酒は反動で飲酒量が増加し、肝臓にとって逆効果になることも。
肝臓を健康に保つための新常識
本書では、肝臓を復活させるための新たな知識や簡単に実践できる生活習慣の改善法が満載です。以下にその一部を紹介します。
- - お酒は適量摂取:毎日の適量な飲酒は脂肪肝の改善に寄与することが、最近の研究で明らかになっています。適量の純アルコールは7~40gとされており、週に休肝日を設けるのではなく、毎日適量を楽しむ方が体に良いと言われています。
- - カロリーではなく糖質が敵:高カロリーの食べ物を避けても、糖質過多の摂取は肝機能に悪影響を与えます。特に、血糖値の急上昇を招く糖質を意識的に制限することが肝臓を守る鍵です。
- - 肝臓に有益な食材とは?:一方で、肝機能を悪化させる可能性のある食材や習慣も存在します。シジミやウコン、脂肪肝の原因となりうる食材についても触れ、バランスの取れた食事が肝臓の健康をサポートすることを強調しています。
本書は、肝機能の数値が気になる方や肝臓に興味のあるすべての人にとって必見の一冊です。肝臓をケアすることで、健康で活動的な人生を手に入れましょう。著者である栗原毅氏による多くの実績と知識が詰まった本書は、あなたの日常を豊かにする手助けとなるでしょう。
書籍情報
書名:肝臓大復活 100歳まで食・酒を楽しむ「強肝臓」の作り方
著者:栗原 毅
定価:1,650円(税込)
発売日:2025年2月19日
ISBN:978-4-492-04788-0
出版:株式会社 東洋経済新報社