株式会社飛鳥新社は、料理を通して科学を楽しく学べるレシピ本『キッチンで頭がよくなる!理系脳が育つレシピ』を2024年7月9日に発売しました。著者は料理家の中村陽子さん、監修は理数教育家の辻義夫さんです。
本書は、料理の裏にある科学的なポイントを解説しながら、家庭でできるレシピを紹介することで、子どもたちの思考力や料理スキルを育むことを目的としています。それぞれのレシピには、科学的なポイントが詳しく書かれており、料理を作りながら「なぜ?」を解き明かしていくことができます。
例えば、PART 1「温度」では、氷に塩をかけて作るジェラートの秘密や、卵の白身と黄身が固まる温度の違いを、実験を通して学ぶことができます。また、PART 2「色」では、ぶどうの色素がピンクや青に変化する仕組みや、フルーツの色が酸素に触れて変化する様子を、見た目からも楽しめるレシピで解説しています。
その他にも、PART 3「濃度・密度」、PART 4「酵素」、PART 5「空気」と、さまざまなテーマに沿って、実験を通して科学を学べるレシピが盛りだくさんです。
本書は、夏休みの自由研究のテーマを探している子どもや、理科が苦手な子ども、中学受験を目指す子どもたちにとって、理科の勉強に役立つだけでなく、料理好きの子どもにとっても、さらに料理を楽しくする一冊となっています。
親子で一緒に料理を作りながら、科学の世界を探求してみてはいかがでしょうか。
『キッチンで頭がよくなる!理系脳が育つレシピ』は、料理を通して科学を学ぶという斬新な発想が魅力的な一冊です。単にレシピを紹介するだけでなく、その裏にある科学的な原理をわかりやすく解説することで、子どもたちの知的好奇心と探求心を刺激します。
本書の良い点は、実践的なレシピと科学的な解説がバランス良く融合していることです。子どもたちは、実際に料理を作りながら、科学の面白さを体感できるため、自然と理科への興味関心を高めることができます。
また、レシピの難易度も、低学年から中学生まで幅広い年齢層に対応しており、親子で一緒に楽しめる点も魅力的です。夏休みの自由研究や中学受験対策にも役立つ内容なので、学習効果も期待できます。
ただ、レシピによっては、大人でも少し難しいものもあるかもしれません。そのため、親子で協力して取り組むことが重要です。本書をきっかけに、親子で楽しく科学を学び、食卓をさらに豊かなものにしてみてはいかがでしょうか。