日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルを運営する日本映画放送株式会社は、制作・放送した3作品が、「第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の3部門でそれぞれ最優秀賞を受賞しました。
受賞作は、テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」(時代劇専門チャンネル2024年1月放送)がコンテンツ展開部門最優秀賞、「<開局25周年記念>ドリーム対談里見浩太朗×高橋英樹われらの時代劇」(時代劇専門チャンネル2023年7月放送)が番組部門 バラエティ最優秀賞、「<清順美学>4Kで甦る【大正浪漫三部作】放送告知60秒プロモ」(日本映画専門チャンネル2024年2月放送)が番宣部門 最優秀賞です。
同社が本アワードで同時に3部門の最優秀賞を受賞したのは初めてとなります。
授賞式では、「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」で主演を務めた松本幸四郎からビデオメッセージが寄せられました。松本氏は、「作品に関わったキャスト、スタッフ、制作チーム、全ての方の力を結集して皆様にお届けできたのだと、とても自信を持てる受賞です。これを糧に、また新たな『鬼平犯科帳』を作り続けていきたい」と喜びを語りました。
コンテンツ展開部門最優秀賞:テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」
「鬼平犯科帳」は、時代小説の大家・池波正太郎の三大シリーズの代表作で、時代劇の金字塔として長きにわたって愛され続けています。
今回、「鬼平犯科帳」SEASON1と銘打って、テレビドラマ3作品と劇場版1作品を新たに製作しました。本作は記念すべき第一弾として、時代劇専門チャンネルで2024年1月8日(月・祝)にテレビ初放送されました。同チャンネルで歴代最高視聴率と最大級の加入者数を獲得し、さらにNTTドコモが運営する配信プラットフォーム「Lemino」でも 【国内ドラマ部門】1位を獲得するなど大きな注目を集めました。
審査員からは、「さすが鬼平」と思わせる見ごたえのある作品や、新キャストによる視聴者層の拡大だけでなく、シーズンと銘打った長期的な展開で「新たな鬼平」の定着にも繋がっているという評価がありました。
番組部門 バラエティ最優秀賞:<開局25周年記念>ドリーム対談里見浩太朗×高橋英樹われらの時代劇
長年、時代劇界を牽引してきた里見浩太朗と高橋英樹という二大スターが、時代劇の聖地・京都撮影所にて時代劇のあの頃、そして各々のいま・これからを語り合う番組です。
時代劇専門チャンネル開局25周年を記念した特別番組として、往年の時代劇ファンはもちろん、老若男女を問わず、楽しく、深く時代劇の歩みを味わえる番組を目指したとのことです。
審査員からは、日本を代表する時代劇二大スターのテレビ初対談に深く引き込まれたという声や、撮影時や共演者とのエピソードにとどまらず、殺陣や衣装への深い洞察が、お二人の想いに溢れているという評価がありました。
番宣部門 最優秀賞:<清順美学>4Kで甦る【大正浪漫三部作】放送告知60秒プロモ
日本映画専門チャンネルにて2024年2月、鮮烈な映像美で知られる映画監督・鈴木清順が遺した「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」、いわゆる【大正浪漫三部作】の4Kデジタル完全修復版を、「<清順美学>4Kで甦る【大正浪漫三部作】」と題して放送されました。
60秒番宣では、各作品の瑞々しいショットを際立たせるため、あえてナレーションを付けず、作品が持つ画の迫力を全面に見せています。
投票会員社からは、短い時間の中で番組の魅力を的確に伝え、視聴者の心を掴む工夫がされていたという評価や、清順監督の迫力ある映像に負けない文字の大きさ、色、動きで、視聴者を引きつける作品になっており、そこにオリジナリティを感じたという声が寄せられました。
日本映画放送株式会社は、今後も時代劇をはじめとする質の高い番組制作を通じて、視聴者に感動と興奮を提供していくことを目指しています。