太陽光発電とスマートライフ
2013-03-15 10:00:13
太陽光発電システム導入で変わる未来!スマートライフ実現への期待と日本の技術力
太陽光発電システム導入で変わる未来:蓄電とスマートライフへの期待
近年、環境への意識の高まりとともに、太陽光発電システムへの関心が高まっています。単なる省エネ対策を超え、家庭で電気を創り、蓄え、賢く使う時代が到来しようとしています。
2012年3月に行われた消費者調査(パナソニック株式会社)によると、太陽光発電システム導入への期待として「昼間に発電した電気を蓄電して夜に使う」と回答した人は86.5%にものぼりました。また「家庭内の全ての電気機器との連携」を期待する声も72.7%と高い数値を示しています。東日本大震災以降、節電意識の高まりとともに、家庭での発電・蓄電への期待が大きく膨らんでいることがわかります。
より効率重視へ:進化する太陽光発電システム
ドイツでは、2000年代から家庭で発電した電力を電力会社が買い取る「フィードインタリフ」制度が始まり、太陽光発電システムの普及が加速しました。この制度によって、太陽光発電は環境への配慮だけでなく、明確な経済的メリットのある投資へと変化したのです。
日本においても、住宅用太陽光発電システムには設置補助金と余剰電力買取制度が適用されています。2012年7月から開始された「再生可能エネルギー固定価格買取制度」では、1kWhあたり42円で買い取る仕組みがあり、太陽光発電による発電は投資対象として認識されるようになってきています。
そのため、消費者のニーズも変化しつつあります。以前は価格が重視されていましたが、今後は、発電効率や発電量といった性能面を重視する傾向が強まるでしょう。高価格でも効率の良い製品を求める声が高まっていくことが予想されます。
世界トップクラスの日本の技術力:産官学連携の成果
日本の太陽電池技術は世界的に高い評価を得ています。その背景には、1974年から続く「サンシャイン計画」やNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)による長年にわたる産官学連携の研究開発があります。数十年に及ぶ継続的な支援によって、日本の技術は高いレベルに到達したと言えるでしょう。
もちろん、全ての日本メーカーが海外メーカーより優れているわけではありませんが、多くの企業が長年の研究開発の成果を活かし、高性能な製品を開発・提供しています。
未来へ向けた展望:「3S」とスマートハウス
太陽光発電システムの普及は、既に100万件を超え、今後も拡大していくことが見込まれます。その未来像として、研究者たちは「3S(ソーラー、ストレージ、スマートグリッド)」を重要視しています。
ソーラー(太陽光発電)、ストレージ(蓄電池)、スマートグリッド(効率的な送電網)の3つの要素を組み合わせることで、より効率的で持続可能なエネルギーシステムが構築されます。
スマートグリッドに関連する重要な要素として、HEMS(ホームエネルギー管理システム)があります。HEMSは、住宅内のエネルギー消費を可視化し、自動制御することでエネルギー効率を最大化します。太陽光発電システムと連携することで、光熱費ゼロ住宅の実現も目指せるでしょう。
既に、神奈川県藤沢市では「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン構想」が進められており、太陽光発電システムと蓄電池を標準装備したスマートハウスが実現しています。このようなスマートタウン構想は、日本全国、そして世界へと広がりを見せていくでしょう。
まとめ
太陽光発電システムは、単なる省エネルギー対策ではなく、快適で経済的なスマートライフを実現するための重要な技術です。日本の高い技術力と、産官学連携による研究開発の成果は、持続可能な社会の実現に大きく貢献するでしょう。今後の普及拡大によって、より多くの人がスマートなエネルギーライフを享受できる未来が期待されます。
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