企業内部通報制度の実務セミナーが無料で開催！経営責任を見極めるポイントとは？

企業が持続的に成長していくためには、内部通報制度の機能を向上させることが欠かせません。2024年11月28日、経営者やコンプライアンス担当者を対象とした無料のWEBセミナーが開催されることが発表されました。このセミナーは、内部通報処理業務の実務的なポイントを理解し、経営責任を果たすためのスキルを磨く好機となります。

セミナーの概要

本セミナーは「調査編」と「処分編」の2回にわたり、企業が通報制度を円滑に運営するためのノウハウを提供します。特に、内部通報制度は公益通報者保護法の改正により、全ての事業者に義務化されました。この法律により、企業はパワーハラスメント防止のための通報窓口の設置が求められ、これを無視すると不正行為が放置されたまま重大な状況に発展する可能性があります。これが経営者やコンプライアンス担当者に厳しい責任を課すこととなります。

セミナーの参加は、事前に申込フォームからの登録が必要です。受講の対象者は事業経営者およびコンプライアンス担当者であり、オンラインで参加可能です。開催日は2024年11月28日（木）で、14時からのスタートが予定されています。所要時間は各回45分程度です。

第1回の内容

第1回セミナーでは、以下の内容が予定されています：

- 内部通報制度構築の法的義務と経営責任：通報制度を構築する上での法律的義務と、それに伴う経営責任を解説します。
- 通報受付時のポイント：通報を受ける際の注意点や適切な対応の仕方についての理解を深めます。
- 調査計画策定のポイント：実際にどのように調査計画を立てるか、その方法について詳しく説明します。
- ヒアリング時のポイント：関係者へのヒアリングを行う際の効果的な進め方について学びます。

このように、セミナーは経営者にとって非常に有益な情報を提供し、通報制度をさらに発展させるきっかけとなるでしょう。参加者は、これを通じて企業内での自浄作用を促進し、健全な運営が実現できるよう努めることが期待されます。

講師のプロフィール

セミナーの講師は、東京弁護士会所属の松田綜合法律事務所から、弁護士の柴田政樹氏が登壇します。柴田氏は、労務関連法務を専門に扱い、企業の通報制度の構築や労務トラブルへの対応を行っています。また、複数の上場企業において社内通報制度の策定と整備も担当しており、その豊富な実務経験から得られる知識は参加者にとって大いに役立つことでしょう。