北海道の釧路公立大学で新たな就職支援サービスが誕生
株式会社パソナが2025年4月1日より、釧路公立大学に「アバター就活相談室」を導入することが発表されました。これは、大学の就職活動を支援する画期的な取り組みであり、全国の大学としては初の試みです。この新サービスは、就職活動中の学生が専門のオペレーターに相談できる機会を提供し、就業支援の未来を大きく変える可能性を秘めています。
アバターによる就職活動の支援
釧路公立大学の「アバター就活相談室」では、国家資格を持つキャリアコンサルタントがオペレーターとして遠隔で対応します。学生は自宅やキャンパスからアバターを操作するオペレーターとつながり、就職相談、エントリーシートの添削、採用面接の練習など、多様なサポートを受けることができます。
特に注目されるのは、アバターを通じて提供されるサービスの利便性です。就職活動には多くの不安が伴いますが、アバターを利用することで対面の敷居が大きく下がり、学生は気軽に相談できる環境が整います。このサービスは、平日10時から18時までの利用が可能で、事前予約制で運営されます。
成長を促進する教育機関
釧路公立大学は1988年に設立された公立大学で、地域社会との結びつきを大切にしながら、国際性を重視し、理論と実践が融合した教育を展開しています。学生たちは地域課題の解決に挑戦し、学びを通じて地域の発展に寄与してきました。このような大学が新たに備えた「アバター就活相談室」は、さらなる地域貢献の一環とも言えます。
パソナの取り組みと展望
パソナグループは、2021年10月からアバター社会の実現に向けて、AVITA株式会社と協力して「アバター人材雇用創出プロジェクト」を推進しており、アバターを操作するオペレーターの育成や対人接客業務のBPOサービスを展開してきました。また、2024年10月からは、アバターによる相談サービスも開始予定です。このプロジェクトを通じて、企業における新たな雇用形態や働き方を提案しています。
今後、アバターの活用は就職活動にとどまらず、さまざまな分野に拡大することが期待されています。若者を支援するツールとして、さらなる発展が望まれる「アバター就活相談室」は、その取り組みが注目される存在となるでしょう。
お問い合わせ情報
この新しいサービスに興味のある方は、以下の連絡先までお問い合わせください。
全国初の試みとして、釧路公立大学のアバター就活相談室が、学生たちの就職活動をいかに変えていくのか、多くの関心が寄せられています。