介護職員の負担を軽減する新型センサ「WOS-321」が登場!
介護現場における職員の負担を軽減するために、キング通信工業から新たにシルエット見守りセンサ「WOS-321」が発売されました。この製品は、過去に発売された機種の機能を進化させつつ、実際の利用者からのフィードバックをもとに設計されています。受け取った声そのものを形にした「WOS-321」はどのようにして職員を手助けするのでしょうか。
WOS-321誕生の背景
「WOS-321」は、入所者や入院患者が転倒や徘徊する危険を軽減することを目的に開発されました。特にベッドからの移動がこの問題の発端であると考え、これを防ぐ手段としてシルエット動画を利用した見守りシステムが提供されてきました。2014年に初代が発売されて以来、約500の施設で導入され、3200台以上が稼働しています。
シルエット動画の利用
「WOS-321」は人の身体をシルエットとして捉えることで、プライバシーに配慮しています。録画した映像ではなく、シルエットを強調した画像を生成し、職員のスマートフォンなどに送信する仕組みです。入所者の生活空間でのプライバシーを守りつつ、リアルタイムで状況把握が可能となっています。これにより、職員は必要な時にのみ状況を確認することができ、双方に配慮した見守りが実現しています。
WOS-321の特長
1. プライバシーへの配慮
「WOS-321」は、カメラを使用せず、3Dセンサによってシルエット動画を生成します。また、センサ本体は視覚的に気づかれないよう設計されています。赤色光を視認できず、無音で動作し、電源ランプも消灯できるので、見守られる方の安心感を保つことができます。
2. 職員の負担軽減
この新しいセンサは、入所者の動きや行動の段階を判別し、さまざまなサインを送出します。「起き上がり」や「はみ出し」などのアクションに応じて異なるアイコンや音で通知するため、職員は一目で状況を判断できるようになります。
3. リアルタイムでの把握
シルエット動画により、入所者の動向をリアルタイムで確認できるため、介護職員は怪我や事故が起きる前に気づくことが可能です。見守りシステムは、シルエット見守りセンサ、本体のネットワーク、及びモニタリング用のアプリケーションから構成されています。これにより、距離を置いていても状況を把握することができ、職員の訪室の必要が減ります。
利用イメージと導入の手軽さ
「WOS-321」は、施設の規模に合わせて簡単に導入できるようになっており、年間のライセンス費用が発生しないため、コストパフォーマンスも優れています。シルエット見守りセンサ1台から始められるので、小規模な施設でも安心して利用することができます。また、導入後は職員の負担が軽減され、入所者の睡眠や生活の質を向上させることができるのです。
WOS-321製品概要
- - 品名: シルエット見守りセンサ
- - 型式: WOS-321
- - センシング技術: 赤外線LED(TOF方式)
- - 電源供給: 専用ACアダプタまたはPoE+対応
- - 有線LAN: 1ポート(10/100/1000Mbps)
- - 無線LAN: IEEE802.11a/b/g/n/ac
- - Bluetooth: V4.2
- - 寸法: 125(H) × 170(W) × 100(D)mm
- - 質量: 約440g
- - 定価: 300,000円+消費税
ご興味のある方は、
こちらから製品情報サイトを訪れてみてください。この新しいシステムによって、介護現場の未来がより安心で快適なものになることを期待しています。