VVDN、ハイエンドスマートカメラ向けAI機能を強化
インドの電子製造設計企業VVDNは、米国のアンバレラと提携し、エッジAI映像処理SoCをハイエンドのスマートカメラに応用する取り組みを強化しています。本提携により、VVDNはハードウェア設計からクラウドプラットフォームのファームウェア開発、セキュリティアーキテクチャの設計、さらにはデータ駆動型のビジネスロジックの実装まで、トータルなサポートを提供します。
特に映像処理技術においては、最先端のカメラシステムの研究開発、設計、製造に注力しており、コンピュータービジョン事業部門は、複数のAI映像処理プロセッサに関する知見を持っています。これにより、VVDNは世界各国のティア1およびティア2オリジナル機器メーカー(OEM)への高品質なエッジベースのアプリケーション提供を実現しています。今回の機能拡張により、監視や自動運転用のハイエンドおよびミッドレンジのスマートカメラソリューションに対応可能となり、日本の企業も含めたさまざまな製造業者に強力な支持を展開します。
VVDNのビジョン担当者のコメント
VVDNのビジョン担当副社長のスリジス氏は、「エッジでのAI処理に対する需要の高まりを受けて、アンバレラのプラットフォームを基に能力を拡大し、次世代のコンピュータービジョンソリューションを提供します。」と述べています。様々な領域において実績を持つ社内専任チームが、安全で洗練されたカメラシステムの構築を行い、世界中のOEM企業から信頼される能力と経験を持つ企業としての地位を確立しています。
アンバレラの役割
一方、アンバレラのマーケティング担当副社長のクリス・デイ氏は、「VVDN社とのパートナーシップによって、エッジAIに対する完全なエンジニアリングサポートと製造サービスが実現されることを嬉しく思っています。VVDNの高度なIPカメラシステムにより、OEM企業は迅速にアプリケーションを市場投入できると確信しています。」とコメントしています。
エッジAIの技術
アンバレラのAI映像処理SoCは、末端処理を行うエッジデバイスに特化して設計されており、コンピュータビジョンや画像処理、高解像度での低ビットレートストリーミングを実現しています。これにより、セキュリティ、監視、自動車、スマートシティなど、さまざまな分野での活用が期待されています。
VVDNの製品展開
VVDNは、グローバルなティア1、OEM企業向けに各種カメラ製品を設計・製造しており、セキュリティカメラ、AIベースのカメラ、ビデオ会議カメラ、ダッシュカムなど、幅広いラインナップを取り揃えています。加えて、360度ハイエンドカメラやサーマルカメラなど、高度なビデオ分析機能を備えた製品も手掛けています。
企業概要
VVDNは2007年に設立され、従業員数は6000人以上を誇ります。インドに本社を構え、北米支社や日本支社も展開。特に、日本の市場においても積極的に事業を展開しており、エッジAIやカメラ技術に関するイノベーションを促進しています。詳細は公式サイト(https://www.vvdntech.com/ja-jp/)をご覧ください。
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