STマイクロエレクトロニクスが新型ハイサイド・ドライバを発表
STマイクロエレクトロニクス(STM)は、革新をもたらす新製品「VNQ9050LAJ」を発表しました。この車載用インテリジェント・ハイサイド・ドライバは、厳しい過渡電圧下でも動作可能な設計と、最小動作電圧4Vを実現することで、自動車の信頼性向上に寄与します。特に、極めて低温の環境で始動する特性を備えており、ユーザーに優れた体験を提供します。
製品の概要
VNQ9050LAJは、4チャネルの車載用ハイサイド・ドライバとして、グランド接続負荷を12Vで駆動できるように設計されています。また、3Vや5Vのロジック信号との互換性があり、さまざまな用途に対応しています。このドライバは、STの新しいVIPower-M09技術を基にしており、通常のオン抵抗は50mΩと低く、これにより効率的な動作が期待できます。
安全で多機能な保護機能
VNQ9050LAJは、インテリジェント・パワー・スイッチとしても機能し、様々な負荷に対して保護機能を搭載しています。特に注目すべきは、高精度の負荷電流検出機能です。これはセンスFETを使ったカレントミラー回路によって実現されています。これにより、負荷の監視や異常状態の検出が可能になります。
カレントミラーが提供する精密な電流検出機能は、負荷電流に関するアナログフィードバックや、過負荷・グランド短絡・過熱シャットダウンのアラートなど、多様な診断機能を実現しています。また、同じセンス抵抗を複数の製品で共有できることから、部品コストを低減することも可能です。
高耐久性と拡張性
VNQ9050LAJは、厳しい電圧や温度条件にも対応しており、過電圧クランプや過熱制限機能を備えています。さらに、ラッチオフ機能や静電放電からの保護機能も整っており、接地やVCCの断線、バッテリーの逆接続に対する保護も施されています。これにより、自動車性能の向上を図ることができます。
現在、VNQ9050LAJは生産中で、Power-SSO16パッケージに封入されています。量産時の単価は、1000個購入時に約1.0079ドルと、コスト効率の向上も期待できます。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、世界中で約48,000人の従業員を擁し、最先端の半導体ソリューションを提供しています。クライアントとパートナー企業と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けた技術革新を進めています。特に、カーボンニュートラルの目標を掲げており、2027年までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画が進行中です。民生用および産業用の様々なニーズに応えるため、今後の動向に注目が集まります。
詳細情報については、
STのウェブサイトをご覧ください。