AIとロボットで農業の未来を拓く!AGRISTがシリーズBラウンド資金調達を実施
AIとロボットを活用したスマート農業の推進で注目を集めるAGRIST株式会社が、シリーズBラウンドの資金調達を実施したことを発表しました。今回の調達には、株式会社タカミヤと日鉄興和不動産株式会社の2社が新規投資家として参画。調達した資金は、AIとロボットの研究開発や農業パッケージの全国展開に充当され、農業の抱える課題解決に向けた取り組みを加速させることが期待されています。
収穫ロボットの進化と農業パッケージの全国展開
AGRISTは、農家の課題解決を目指し、2019年に設立されたスタートアップ企業です。設立当初から収穫ロボットの開発に取り組んできた同社は、2021年には農業生産法人を設立し、AIとロボットを活用した社会課題解決型の農業パッケージ「Sustagram Farm」を開発しました。
今回の資金調達により、AGRISTは収穫ロボットの性能向上にさらに注力し、収穫の担い手不足解消を目指します。また、低リスクの農業参入支援を実現する農業パッケージ「Sustagram Farm」の全国展開を加速させ、企業や自治体と連携して、AIとロボットを活用した農業を推進していく計画です。
投資家からの期待
今回の資金調達には、建設業界で確固たる地位を築く株式会社タカミヤと、不動産事業を展開する日鉄興和不動産株式会社が参画しました。
タカミヤは、農業従事者の普及・教育を支援し、農業への参入障壁を下げることで、農業の活性化を目指しています。同社は、埼玉県羽生市の実証農場に「TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK」を設立しており、農業における総合的なソリューションを提供しています。AGRISTとの協業を通じて、農業の技術革新だけでなく、教育や福祉など、様々な分野への展開も期待されています。
日鉄興和不動産は、不動産事業で培ったノウハウを活かし、農業分野への参入を検討しています。同社は、AGRISTの技術を活用することで、不動産事業と農業を融合し、脱炭素化や土地活用など、社会課題の解決に貢献することを目指しています。
日本の農業の未来を創造するAGRIST
AGRISTは、今回の資金調達を機に、AIとロボットを活用したスマート農業のパイオニアとして、日本の農業の未来を創造していくことを目指しています。同社の取り組みは、農業の抱える課題解決だけでなく、持続可能な社会の実現にも貢献すると期待されています。
関係者のコメント
AGRIST株式会社 代表取締役 齋藤 潤一
シリーズBラウンドにて新たにご支援いただいた新規投資家の皆様に、心より感謝申し上げます。
AGRISTはAIとロボットを活用した農業パッケージを全国の自治体や企業様と連携して展開しております。当社の技術を活用し、資材の現場や不動産における脱炭素の研究開発にも取り組んでいきたいと考えております。
今回の資金調達により、採用強化を推進していきます。得たリソースを最大限に活用し、皆様のご期待に応える結果を出していく所存です。
最後に、今回の資金調達にご協力いただいた全ての方々に改めて感謝申し上げます。これからも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。
AGRIST株式会社 代表取締役 秦 裕貴
ご協力いただいた投資家の皆様に深く感謝申し上げます。
今回の資金調達は、弊社の収穫ロボットや農場のセンシング技術、データ解析、AI農業に関する取り組みをさらに強化し、開発から実用段階に移行する重要なステップとなります。
各社とのパートナーシップにより、弊社の強みである生産現場の自動化・効率化に加え、農場の建設や農地の確保など、農業を始めるうえで必要となる周辺プロセスについても最適なご提案ができるように努めてまいります。
今後とも、皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社タカミヤ 上席執行役員 海外事業本部長 兼 アグリ事業部長 岡本 裕之
多種多様な課題を持つ日本の農業界を「強く、魅力的なものにしたい」、それが当社アグリ事業部の最大で最も重要な役割であり、そのミッションに向けてともに並走するパートナーがAGRIST株式会社です。
昨年の鹿児島県のSustagram Farmの建設、埼玉県羽生市の当社実証農場へのロボット導入などこれまで様々な形で協業させていただいております。
同社のもつロボット・AIの技術は、業界の技術革新のみならず、教育や福祉など様々な業界との可能性を最大限に引き出す力があります。
さらに、農業分野だけではなく、建設分野においても同社技術の応用によって業界に新たな風を吹かせることが可能であるとも考えています。
私たちは同社と共に、日本の農業の未来をもっと明るく、希望あるものにしたい、建設業界を活性化したい、その願いをかなえるべく挑戦し続けてまいります。
日鉄興和不動産株式会社 企画本部 イノベーション創出部長兼ライフデザイン総研室長 山下 恒
当社が推進するオープンイノベーションの取り組みの一環として農業事業を模索・検討するに当たり、農業テック分野において、ロボット技術のみならず、公民連携による農地探索力・AIを活用した次世代スマート農業への着手など、多角的に取り組んでいるAGRIST社は良きパートナーになっていただけるものと考え、出資・業務委提携に至りました。
農業は、不動産業とも密接に関連し、相互にノウハウ共有を行うことで新たな産業の創出へとつながる可能性があると考えております。当社が現状行っている不動産アセットからは領域を超えるものとなりますが、今後、次世代スマート農業の推進により、脱炭素をはじめとする環境問題・土地活用メニューの拡大に寄与することを期待するとともに、地方創生等の社会課題解決に向けて同社とより一層の協業を進めてまいります。
AGRISTについて
AGRISTは、「100年先も続く持続可能な農業の実現」をビジョンに掲げ、2019年に設立されたアグリテックスタートアップ企業です。AIやロボットを活用した営農システムの開発に取り組んでおり、第10回ロボット大賞で農林水産大臣賞やCES2023でイノベーションアワードを受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。
会社名: AGRIST株式会社(アグリスト)
代表者: 齋藤潤一、秦裕貴
本社所在地: 宮崎県児湯郡新富町富田東1₋47₋1
設立: 2019年10月
事業内容: 農業ロボット開発事業・次世代農場事業・AI開発事業
公式ウェブサイト: https://agrist.com/
Facebook: https://www.facebook.com/teamAGRIST/
AGRISTの取り組みは、日本の農業の未来を大きく変える可能性を秘めています。今後の展開に注目していきましょう。