DTFプリンターの新たな標準モデルTY-300が登場、業界に革新をもたらす

DTFプリンターの新たな幕開け、TY-300の魅力

アパレル業界での効率化と高品質が求められる中、ローランドディー.ジー.株式会社は新モデルのDTF転写プリンター「TY-300」を発表しました。このモデルは、日本国内での販売に始まり、全世界への展開が予定されています。

高い柔軟性と鮮やかな再現性

DTF転写プリンターは、専用フィルムに印刷後にホットメルトパウダーを塗布し、熱を加えることで布地に転写する仕組みです。このプロセスにより、オリジナルTシャツやスポーツウェアの製作が簡単に行えるため、特にアパレルビジネスにおいて注目されています。TY-300は、綿、ポリエステル、デニムなど多様な素材と色に対応しており、複雑なデザインも容易に実現できます。

圧倒的な高画質

TY-300は、高解像度の印刷が可能で、写真や小文字、細い線も精緻に表現できる新開発のプリントヘッドを採用しています。また、自然で美しいグラフィックを創出する「True Rich Color 3」設定を搭載。これにより、白インクの濃度を二つのプロファイルから選べるため、布地の色に最適な印刷が可能です。

高い生産性とコストパフォーマンス

スタガー配置された2基の大型プリントヘッドにより、TY-300は白引き印刷をProductionモードで毎時10.9平方メートルという高生産性で実現しています。また、新開発のS-PG2インクは、少ないインク量で高品質な出力を可能にし、プリントヘッドのインク凝固を減少させることでメンテナンスも容易にしています。これにより、エコノミカルな運用が実現します。

メンテナンス機能の充実

これまでサービスマンの手によるメンテナンスが必要だった部品交換が、TY-300では簡単にユーザーによる作業が可能になりました。例えば、プリントヘッド周りのキャップやワイパーの交換が容易で、必要なパーツをストックしておけば、ダウンタイムの短縮にも寄与します。

安全性の高い製品

TY-300で使用される専用インクとパウダーは、エコテックス(R)エコパスポートの認証を受けており、人体に有害な物質が含まれていないことが保証されています。これにより、企業は安全性の高い製品を提供できる体制が整っています。

業界への影響

グローバルセールス＆マーケティング本部のTony Miller氏は、DTFテクノロジーがアパレル製作の新たなソリューションとして認識されていることを強調し、「TY-300は、すべての面で最高レベルの性能を持ち、競争力をもたらす」と述べています。このように、TY-300はアパレル業界のニーズに応え、革新をもたらす存在となることが期待されています。

商品詳細

TY-300は最大736mmの印刷幅を持ち、最大1,200dpiの解像度で出力が可能です。標準価格は本体が2,178,000円（税込）で、インクは4色セットで12,100円（税込）から購入可能です。また、2024年9月25日より一部の地域で販売が開始され、1年間で800台の販売を目指しています。

企業情報

ローランドディー.ジー.株式会社は、デジタルソリューションを通じてものづくりをサポートする企業で、インクジェットプリンターを用いた幅広いビジュアルコミュニケーションに利用されています。近年では中小製造業へのデジタルトランスフォーメーション推進にも取り組んでいます。公式ウェブサイトも併せて訪れてみてください。

詳細な製品案内やお問合せはこちらからどうぞ: ローランドディー.ジー.株式会社