全国初のライブ配信で第一級陸上特殊無線技士を育成する新サービスが始動

全国で受講可能な新たな養成課程

トライアロー株式会社が全国初のライブ配信による第一級陸上特殊無線技士（通称：一陸特）を養成する新サービスを開始しました。このプログラムは、受講者が自身のPCやタブレットを使って自宅で学びつつ、リアルタイムで専門の講師から指導を受けることができるため、通学の必要がありません。受講の申し込みは2025年9月25日から、同社のWEBサイト「陸特.net」で受け付けが始まります。

ライブ配信による養成課程の特徴

本サービスでは、受講者は所定の54時間のカリキュラムを8日間に渡ってライブで受講します。このカリキュラムをクリアした後、最寄りにある全国約340ヶ所のテストセンターで修了試験に挑戦します。合格すれば、国家試験を受けることなしに一陸特の資格を取得できるという、画期的な仕組みを導入しています。選抜試験対策講座も用意されており、5,500円（税込）で受講可能です。

ライブ配信の利点

ライブ配信形式の大きな利点は、受講生がその場で講師に質問できる点です。講義中に不明点をその場で解消できるため、より効果的な学びが期待できます。一方で、従来のeラーニングでは長時間のカリキュラムを一人でこなさなければならず、学習習慣がつきにくいとの声が多く寄せられていました。この新たな方式により、学習計画が立てやすく、受講生は高いモチベーションを保って学ぶことができるでしょう。

スマートフォンとIoTの時代に必要な資格

一陸特は、近年のスマートフォン普及やIoT進展に伴い、通信インフラの整備に不可欠な資格とされています。しかし、国家試験の合格率は約30%と非常に難関です。そのため、資格取得に向けた学習環境を整えることが重要です。トライアローでは、これまで90%以上の高い合格率を誇ってきた実績をベースに、一陸特養成課程も充実した内容で提供します。この取り組みが、新たな有資格者を増やす一助となることを目指しています。

数学の苦手意識を克服するために

多くの受講者が抱えるのは、無線工学に必要な数学のハードルです。数学が苦手な方々のために、トライアローでは元数学教師を講師に迎え、数学ウェビナーや講座の制作を計画しています。これにより、無線工学に必要な数学をより身近に感じてもらい、有用な資格の魅力を伝えていきます。

トライアロー株式会社について

トライアロー株式会社は、1979年設立以来、エンジニアリング分野での人材派遣に特化した企業です。ITや通信、建設、土木、プラントなど幅広い業界に精通し、全国700以上のプロジェクトに技術力を提供しています。また、無線コミュニケーションの領域での豊富な経験を活かし、業界全体の発展に寄与してきました。

今後も、最新の技術動向に対応しながら、受講生が活躍できるような教育プログラムの拡充に努めていく所存です。

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