アイリスグループ、2026年度新卒内定者を迎える
2023年10月に、アイリスグループは2026年度新卒入社予定者337名を対象にした内定証書授与式を、宮城県仙台市のアイリス卸町ビルで開催しました。これは、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインに切り替えていた内定式が、2019年以来の対面式に戻ったことを示しています。二日間にわたり、内定者が集まり、交流を深める機会となりました。
内定者内訳と背景
新卒入社予定者は、大卒311名、高専卒19名、専門学校卒6名、短大卒1名の合計337名で、その内訳は昨年度の入社人数とも比較されています。アイリスグループでは、数年ぶりの集合形式による開催の意義を強調し、内定者同士のつながりを深めることを目的としたプログラムが用意されていました。
グローバルな人材確保への取り組み
アイリスグループは、食品事業での海外展開を強化しており、今後の成長を見据え、2026年卒採用では新たに海外の採用イベントに出展し、海外グループ会社の幹部候補を募集するなど、グローバル人材の確保にも力を入れています。これにより、国際的な視点を持った人材育成を目指しています。
奨学金支援制度の導入
特に注目すべきは、2026年度の新入社員に対し、奨学金返還を支援する「奨学金代理返還支援制度」が新たに導入されることです。この制度は、入社後の経済的な不安を軽減するため、企業が奨学金の返済を行うもので、対象者は大卒の正社員に限られます。月額最大1万円の支援が3年間にわたり提供され、入社後の生活をサポートする仕組みです。
次世代リーダーの育成
内定式では、アイリスオーヤマ株式会社の代表取締役社長である大山晃弘氏が祝辞を述べ、社会の変化に柔軟に対応し続ける企業姿勢を強調しました。ブランドのグローバル展開や新規事業開発の重要性を訴え、内定者たちに熱意をもって一緒に未来を築いていくことを呼び掛けました。内定者代表の藤本飛龍さんは、アイリスグループの挑戦的な姿勢に惹かれ、自身の経験を活かし、将来的にはジャパン・ソリューションだけでなく、グローバルな分野でも貢献する意向を表明しました。
結論
アイリスグループは、今後も新たな人材の育成、特にグローバル視点での人材の確保や経済的な支援によって、次世代のリーダーを育てる環境作りを進めていくことを約束しています。これにより、企業としての成長のみならず、社会貢献にも積極的に取り組んでいく姿勢を貫いていくことでしょう。