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パーソルクロステクノロジー、Liberawareと業務提携で産業用ドローン市場に参入

パーソルクロステクノロジー株式会社が、小型産業用ドローン開発で注目を集めるLiberaware株式会社と業務提携を開始したと発表しました。この提携により、パーソルクロステクノロジーはLiberawareが開発・製造する世界最小級の点検ドローン『IBISシリーズ』の販売代理店となり、ドローン市場への本格参入を果たします。

急成長するドローン市場と、パーソルグループの戦略

近年、ドローン市場は、2022年6月の航空法改正や2023年6月のアナログ規制に関する法改正などを背景に、急速に拡大しています。大阪・関西万博のような大型イベントでの活用も予定されており、今後ますます需要が高まると予想されています。

パーソルグループは、ドローンパイロットの派遣や機体の設計・開発支援といった事業を展開しており、グループ各社で培ってきたモノづくりやカメラ技術、そしてドローンの社会実装に向けたルールメイキングや事業・技術開発、実装支援など、幅広いノウハウを有しています。今回のLiberawareとの業務提携は、これらの強みを活かし、ドローン市場における事業拡大を目指す戦略の一環と言えます。

Liberawareの小型点検ドローン「IBISシリーズ」

Liberawareが開発した『IBISシリーズ』は、その小型サイズが大きな特徴です。特に「IBIS2」はわずか20cmと業界最小クラスで、下水道や煙突内部、天井裏、ダクト内、タンク内部など、人が立ち入ることが困難な狭小空間での点検に最適です。その高い機動性と操作性により、危険を伴う作業の効率化と安全性の向上に大きく貢献すると期待されています。

業務提携の内容と今後の展望

今回の業務提携では、まず『IBISシリーズ』の販売代理店契約を締結しました。さらに、Liberawareの生産性向上技術を活用し、ドローンに関する知見を蓄積するとともに、ソフトウェアサービスの共同開発も進めていく予定です。

パーソルクロステクノロジーは、製造・建設領域において、将来的にはドローンの自動巡回・遠隔監視サービスの提供や、生産性向上ソリューションの開発を目指しています。この業務提携によって、ドローン技術とソフトウェア技術を有する人材育成にも力を入れることで、企業の生産性向上に貢献していく考えです。

パーソルクロステクノロジーとLiberaware：それぞれの強みを活かしたシナジー効果

パーソルクロステクノロジーは、幅広い技術領域をカバーする技術支援企業として、多様な産業へのドローン導入を促進する役割を担います。一方、Liberawareは、独自の技術で開発された高性能なドローンを提供することで、市場ニーズに対応します。両社の強みを組み合わせることで、ドローン市場における新たな価値創造が期待されます。

この業務提携は、日本のドローン産業の発展に貢献するだけでなく、より安全で効率的な社会の実現に繋がる可能性を秘めていると言えるでしょう。

関連リンク

サードペディア百科事典: パーソルクロステクノロジー Liberaware IBISシリーズ

Wiki3: パーソルクロステクノロジー Liberaware IBISシリーズ