PHR社会実装事業開始
2024-05-16 11:00:03
PHR社会実装加速化事業が始動、健康社会の実現に向けた実証がスタート
PHR社会実装加速化事業が始動
近年、日本では少子高齢化や人口減少に伴う健康問題への関心が高まっています。その中で、個人の健康データを活用するPHR(Personal Health Record)を基にしたさまざまなサービスが民間企業によって提供されています。これにより、我々の健康をサポートする新たな取り組みが生まれています。
PHRと健康づくりの重要性
PHRは、健康診断の結果や体重、血圧、血糖値などの個人健康情報を記録・管理するための方法です。このシステムを利用することで、個人が自分の健康状態を把握し、生活習慣を見直すきっかけとなります。また、PHRを通じて集まったデータは、未病対策や健康寿命の延伸にも寄与することが期待されています。特に、これからの社会において健康的なライフスタイルを促進するためには、PHRの利用が非常に重要となります。
政府の推進と民間の関与
政府も健康づくりの一環としてPHRの普及を目指しており、内閣総理大臣をトップとした医療DX推進本部が設立されています。この取り組みの枠組みとして、2023年7月にはPHRサービス事業協会が成立し、政府だけでなく民間の熱意も感じられるようになっています。
令和5年度補正PHR社会実装加速化事業
経済産業省は「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業」を推進しています。この実証事業は、情報連携基盤を通してPHRのユースケースを創出し、国民の関心を高めることを目的としています。実証の結果は、2025年に大阪で開催される万博で一般の人々に体験してもらう予定です。この取り組みを通じて、PHRサービスへとつながる道筋を整えていく計画です。
採択された実証事業者
本事業では計21の事業者が採択され、PHRを保持する事業者とサービス提供を行う事業者が多岐にわたります。例えば、医療情報のデータ化を行うArteryexや、健康アドバイスを提供するFiNC Technologiesなど、様々な企業がサービスを展開していきます。これにより、健康に関する新たな価値が生まれることが期待されています。
今後のスケジュールと展望
今後は、PHR事業者とサービス事業者とをマッチングさせるイベントを実施し、具体的なユースケースを構築していくことが見込まれています。また、2025年にはユースケースを体験できる実証イベントが予定されており、万博における体験機会を通じて、PHRサービスの利用者拡大を目指します。これにより、国民がより豊かで健康的な生活を送るための基盤を築くことが期待されています。
このように、PHR社会実装加速化事業は、健康を支える新しい社会の形成へとつながる大事業です。今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
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EXPO-PHR広報事務局
- 住所
- 港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ 14F
- 電話番号
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03-5572-7375