ターキッシュ エアラインズがこの度、航空訓練技術の世界的リーダー企業であるCAEと新たな契約を結んだことを発表しました。この契約は、2026年に開催されるファーンボロー国際航空ショーにおいて取りまとめられました。契約内容にはフルフライト・シミュレーター(FFS)5基とフライト・トレーニングデバイス(FTD)2基の導入が含まれ、追加でFFS2基の設置オプションもあります。
ターキッシュ エアラインズは、今後10年間の飛行訓練投資計画の一環としてこの契約を策定しました。これにより、拡大していく機材規模に合わせたパイロット訓練能力の強化や、最新技術を駆使した訓練インフラの高度化を図ることが目的とされています。また、2025年に着工した新しいフライト・トレーニングセンターの整備を後押しする重要な取り組みとも言えるでしょう。
この新フライト・トレーニングセンターは、2027年にシミュレーターハンガーの稼働を開始し、施設全体は2028年に完成を予定しています。ターキッシュ エアラインズの取締役会長であり、執行委員長でもあるムラット・シェケル教授は、この契約の意義を以下のように述べています。「当社は、保有機材とグローバルネットワークを拡大していく中で、パイロット訓練インフラへの投資は長期的な成長戦略において不可欠です。当社が導入する先進的な訓練機器により、パイロット養成能力はさらに向上し、安全性、一貫性、運航品質を確保する大きな基盤となります。」
さらに、CAEの社長兼CEO、マシュー・ブロンバーグ氏も「ターキッシュエアラインズとの長年の関係性が、パイロット訓練能力の強化に向けた信頼の証です。この契約を通じて、エアバスおよびボーイング機向けの訓練機器を提供し、安全運航の維持や、持続的な成長を支えることができるよう努めてまいります。」とコメントしています。
契約に基づき、ターキッシュ エアラインズは以下の先進的な訓練機器を受け取ることになります。
- - A321neo フルフライト・シミュレーター(FFS) 2基
- - B787 フルフライト・シミュレーター(FFS) 2基
- - A350 フルフライト・シミュレーター(FFS) 1基
- - A350 レベル1 フライト・トレーニングデバイス(FTD) 2基
- - A350 フルフライト・シミュレーター(FFS) 1基(オプション)
- - B787 フルフライト・シミュレーター(FFS) 1基(オプション)
このような次世代シミュレーターと訓練機器の導入により、ターキッシュ エアラインズはナローボディ機・ワイドボディ機両方におけるパイロット訓練能力の充実を図り、世界的に増加する運航需要に持続的に対応するための基盤を築くことが期待されています。この契約により、ターキッシュ エアラインズはCAE社との長期的な協力関係をさらに強化し、最新技術を駆使した持続可能で拡張性の高いパイロット訓練体制を構築していくことでしょう。
ターキッシュ エアラインズは、1933年にトルコのフラッグキャリアとして設立され、現在556機の航空機を運航しています。世界133ヶ国358空港にアクセスできる広範なネットワークを持ち、国際線305路線、国内線53路線を展開。今後もサービスの質を向上しつつ、さらなるグローバルな事業の拡大を目指しています。なお、ターキッシュ エアラインズの公式ウェブサイトでは、日本語対応も行っており、詳細な情報が得られます。