ストラタシスが提供する先進的な3Dプリンティング材料
ストラタシスは、生産グレードの3Dプリンティング・アプリケーション向けに、最新の材料を発表しました。63-80
新たに導入された材料には、Fortus® F900™ 3Dプリンタ向けのAntero™ 840CN03、F370™ 3Dプリンタ向けのDiran™ 410MF07、ABS-ESD7™の3種類が含まれています。これらの高性能熱可塑性プラスチックは、自動車や航空宇宙産業のニーズに合わせて設計されており、先進的な治具やツーリング、プロトタイプ、そして最終製品の製造に最適です。
Antero™ 840CN03の特徴
Antero 840CN03は、Fortus 3Dプリンタ向けに開発されたPEKK(ポリエーテルケトンケトン)基材の高性能ポリマーで、特に静電気放電(ESD)性能を強化しています。この新素材は、航空宇宙や産業機械などに使用される、軽量で耐久性に優れたパーツの製造を可能にし、またアウトガス性が低く、耐摩耗性と耐熱性、耐薬品性も非常に高いのが特徴です。ストラタシスの受託製造部門であるStratasys Direct Manufacturingでも、この材料は重要な一部として加わります。
Lockheed Martin SpaceのBrian Kaplun氏は、「宇宙機器製造では、適切な特性を持つ部品の開発という難題があります。Antero ESDは、その優れた性能により、私たちのニーズに的確に応えています」とコメントしています。
Diran™ 410MF07の耐久性
一方、F370 3Dプリンタ向けに開発されたDiran 410MF07は、ナイロンを基にした材料です。特に、滑らかで低摩擦な表面を実現し、強靭さを兼ね備えています。その高い靭性は、製造現場でのツールの粗雑な扱いにも耐えることができ、耐久性の高い製造用途にぴったりです。
ABS-ESD7の利便性
さらに、これまでFortusプリンタでのみ利用可能だったABS-ESD7は、静電気の影響を受けやすい環境向けに特化された熱可塑性プラスチックです。この素材は、工場現場での様々なリスクからプロジェクトを保護する上で役立ちます。F370 3Dプリンタを通じて利用可能になったことで、ユーザーは低コストでのカスタマイズされた部品の製造が可能となります。特に、使いやすさと再現性に優れたこの材料は、製造ツーリングアプリケーションに理想的です。
ストラタシスの取り組み
ストラタシスのマニュファクチャリング・ソリューション担当バイス・プレジデントであるAdam Pawloski氏は、「生産環境における3Dプリンティングの導入が進む中、エンジニアやデザイナーは製造用の熱可塑性プラスチックによる多様な要求に直面しています。我々の新しい材料は、この壁を取り除いて、ユーザーの設計と製作を加速することを目的としています」と述べています。
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さらに詳しい情報は、[Antero、
Diran、
ABS-ESD7のページをご覧ください。\]
ストラタシスは、革新的な3Dプリンティング技術で業界をリードしており、幅広い産業分野に向けたプロトタイピングや製造の課題に対してソリューションを提供しています。詳細情報は
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