食共創パートナーズが山十前川商店を完全子会社化
食品業界の成長と日本の食文化の継承を目指して、食共創パートナーズが北海道根室市の水産加工会社、山十前川商店の全株式を取得する契約を結びました。この契約は、2025年12月15日付けで成立する予定です。
合弁会社の設立背景
INTLOOP株式会社が運営する食共創パートナーズ(FCCP)は、旭食品株式会社と連携し、2025年1月30日に設立されました。この合弁会社は、地域経済の活性化を重視し、日本の食文化を次世代に受け継ぐことを目的としています。FCCPは「食の未来を共に創り、世界に日本のおいしいを届ける」というミッションのもと、多岐にわたる経営支援を展開しています。
山十前川商店の強み
1947年に設立された山十前川商店は、いくらや秋鮭などの高品質な水産加工品で知られています。特に「いくらのファーストブランド」として、全国の高級寿司店や水産業者から評価されており、その名は多くの食通に親しまれています。今回のグループ化により、山十はFCCPの時代が持つ戦略的な資源と合体し、さらなる成長を狙います。
M&Aの仲介
今回の株式取得に際し、M&A支援機構が仲介を行い、両社の提携を円滑に進めました。こんな支援体制整備は、山十にとってもFCCPにとっても大きなプラスです。
今後の展望
山十は、FCCPが提供する経営コンサルティング及びDXの専門知識、また旭食品の豊富な販売網を活用し、いかにして日本の食文化を存続、進化させるかが重要になります。具体的には、いくらの製品ラインの拡充、D2C(Direct to Consumer)販売の開始、そしてデジタルマーケティングを活用した顧客支援など、未来の可能性は無限です。これらを通じて、持続可能な成長を実現し、さらに日本の食文化を広めていく所存です。
企業情報
- - 会社名: 山十前川商店
- - 所在地: 北海道根室市西浜町10丁目177番地
- - 設立: 1947年
- - 代表者: 宮崎 征伯
FCCPは、あらゆる面で食業界の企業価値を向上させ、次世代の食文化の創造に寄与するため様々な施策を打っていくことでしょう。今後の展開に注目です。