農業の未来を見据えて
2025-07-01 15:34:34

日本の農業の未来を切り開く!DEEP VALLEY Agritech Awardの新たな挑戦

深谷市で始まる実証実験:農業の未来に向けての一歩



深谷市は、農業版シリコンバレー『DEEP VALLEY』としてアグリテック企業の集積を目指して、さまざまな取り組みを行っています。近年、農業におけるイノベーションが求められる中、同市で行われる『DEEP VALLEY Agritech Award』は、その一環として日本全国の農業課題を解決するためのビジネスコンテストとして注目を集めています。2024年のアワードでファイナリストに選ばれたTrueAlgae社が、ついに実証実験を始動しました。

TrueAlgae社の革新的な製品とは



主に米国に拠点を持つTrueAlgae社は、微細藻類の代謝物を利用した自然由来の土壌微生物活性剤「TrueSolum」を開発しました。この製品は、植物と微生物との共生関係を強化し、結果として農作物の収量増加と肥料使用の削減を見込んでいます。こうした取り組みは、持続可能な農業の実現に向けて欠かせない要素です。製品の詳細は、TrueAlgae社の公式サイトにて確認できます。

実証実験の目的と進行中の成果



この実証実験は、深谷市内にあるアグリテック交流施設「アグリ:code22深谷」で行われており、地元農家やTrueAlgae社、日本での輸入販売を行う東神電気株式会社、微生物資材を扱う島貿易株式会社との連携によって実現しました。お互いの技術を融合させることで、農作物の育成に新たな視点をもたらそうとしています。

実験では、TrueAlgae社の「TrueSolum」と、島貿易株式会社の菌根菌資材「Rootella®」を併用し、これらがどのように共生関係を強化し、農作物の成長を促進するかを探ります。現在、ネギ、キュウリ、トマトを対象にしており、さらには将来的にスイートコーンやタマネギなど他の作物についても検証を行う予定です。結果は秋頃にまとめられ、地元農家などに向けて発表される予定です。

DEEP VALLEY Agritech Awardの重要な役割



このアワードは、深谷市が農業都市としての実現を目指しており、全国の農家が直面する課題解決のために幅広く技術やアイデアを募集しています。令和元年から続くこの取り組みでは、過去に数社への投資を行い、スマート農業関連のプロジェクトを推進してきました。また、令和6年からは米国ノースダコタ州のGrand Farmとのパートナーシップを結び、国際的な技術開発の支援もスタートしています。アグリテック分野での日本の農業の未来を切り拓くため、深谷市は今後も様々な取り組みを続けていくでしょう。

詳細情報は特設サイトで確認できます。新しい技術とアイデアが集まる深谷市に、期待が高まります。


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会社情報

会社名
深谷市産業ブランド推進室
住所
埼玉県深谷市仲町11-1
電話番号

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