CAPIMAが新たな地域創生ファンドを開始
貸付型クラウドファンディングプラットフォーム「CAPIMA(キャピマ)」を運営するアバンダンティアキャピタル株式会社が、富士河口湖の地域創生を支える新しいファンドの募集を始めました。このファンドは、インバウンド観光客向けの体験施設の開設を通じて、地域の魅力を引き出すことを目指しています。
ファンドの目的と概要
「山梨県富士河口湖 地域創生支援 担保付ローンファンド」は、観光地の活性化を目指し、土地や建物の取得を行うための資金を提供します。この資金は、貸付先の株式会社クリエイティブリゾートに対して行われ、必要な「設備投資及び運転資金」に使用されます。ファンドの募集は2024年9月20日から28日まで行われ、目標金額は3200万円、予定年利回りは7%です。
インバウンド市場の回復
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた訪日外国人観光は、2022年後半から回復の兆しを見せています。特にアジアからの観光客が増え、2024年には過去最高の観光客数が見込まれています。この背景には、体験型の観光や環境に配慮したサステナブルな観光が人気を集めていることがあります。旅行者は地域の資源を活かした新しい体験を求め、地方への訪問が注目されています。
貸付先企業の紹介
株式会社クリエイティブリゾートは、2014年に富士吉田市で設立され、飲食業や食品製造・販売を手掛ける企業です。観光地富士吉田で海鮮ほうとうや天ぷら専門店などを運営しており、外国人観光客の増加に伴い急速な業績回復を果たしています。しかし、河口湖周辺では体験型施設や飲食スペースの不足が課題として残っており、新たな施設の開設が求められています。
新たな体験施設の構想
新設予定の施設は3階構成で、1階はラーメン体験、2階は寿司体験、3階は富士山の絶景を楽しめるカフェとなります。ラーメン体験では京都のラーメンファクトリーと提携し、実際に麺作りから体験するプログラムが提供されます。また、寿司体験「極寿司」では、楽しいミッションをクリアしながら、自ら寿司を作ることができるエンターテインメント性に富んだ内容が計画されています。
特別優待とインセンティブ
このファンドにおいて30万円以上の投資が確定した方には、山梨県の名物やクラフト商品などの特典が提供される計画があり、地域の魅力を直接体験できるチャンスが広がります。
CAPIMAの実績と未来
これまでCAPIMAでは35件のファンドを提供し、累計調達額は約17億円に達しています。また、多くの成功事例があり、多様な投資家に信頼されています。今後も水準の高い案件を提供し、一般の方々へ資本市場へのアクセスを促進することを目指しています。
まとめ
新しいファンドの募集が開始され、地域創生とインバウンド観光の両立を見据えた取り組みが始まっています。CAPIMAの「山梨県富士河口湖 地域創生支援 担保付ローンファンド」は、投資家にとっても地域に貢献する機会となるでしょう。詳細についてはCAPIMAの公式サイトをご確認ください。