IVRyがAI受付・カスタム設定機能を電通デジタルに提供開始へ

IVRyが提供する新機能が企業の業務を変える

株式会社IVRy（以下、IVRy）は、対話型音声AI SaaS「アイブリー」の新機能「AI受付・カスタム設定機能」を、パートナー企業向けに限定開放すると発表しました。第一弾として、株式会社電通デジタルへの提供が決定。正式なサービス開始は2026年春を予定しています。

AIの進化とその必要性

近年、AI技術は急速に発展し、特に音声認識や対話型においては、従来の電話業務自動化が可能にならなかった分野でも、その活用が現実のものになっています。今やAIは、単純な応答に留まらず、企業のシステムと連携し複雑な業務も処理できるようになりました。これにより、多くの企業がAI導入を検討していますが、実際にどのように導入すれば良いか具体的な方法を探し求めている現状もあります。

そのため、IVRyは「アイブリー」の技術を活用し、パートナー企業の専門知識と組み合わせ、クライアント企業の課題解決に取り組むことを決めました。この新しい機能によって、多くの企業がAIを導入する第一歩を踏み出せることを期待しています。

「AI受付・カスタム設定機能」の内容

この新たな機能は、アイブリーのAI対話シナリオをより柔軟に構築できる開発者用ツールを、パートナー企業に提供するというものです。ユーザーが簡単に設定を行える直感的なインターフェースに加え、開発者用ツールを使用することで、パートナー企業が自身のニーズに合った高度な対話シナリオを効率的に設計・実装できます。これによって、電話業務におけるAI活用がより具体的かつ実践的になることでしょう。

パートナー企業およびクライアント企業へのメリット

パートナー企業にとっての利点は、既存のコンサルティングサービスに「アイブリー」を組み合わせることで提供価値を向上させ、新しいビジネス機会を生み出す可能性です。一方、クライアント企業は自身の特有の複雑な業務フローに適したシステムを迅速に導入できるようになり、本来注力すべき業務に資源を集中させることが可能です。

幅広い業界における導入実績

「アイブリー」はすでに、大企業から中小企業まで様々な規模や業種にわたって導入が進んでいます。日本全国の47都道府県、96業界以上にわたり累計40,000件以上のアカウントが発行され、これまでの通話件数は6,000万件を超えています。この幅広い導入実績に基づき、IVRyの技術は様々なビジネスシーンでの課題解決に寄与しています。

今後のビジョン

IVRyの代表取締役/CEO、奥西亮賀氏は「最高の技術をすべての人と企業に届ける」というミッションのもと、今回の電通デジタルとの連携を通じて、さらなる事業成長を図り、お客様に最適なソリューションを提供していくことを目指しています。

この新しい「AI受付・カスタム設定機能」が、多くの企業の業務効率化や質の向上に貢献することに期待が寄せられています。今後の動向にも注目です。