ホンダモビリティ南関東がカイクラを導入して顧客サービス向上
日本最大の自動車販売会社である
ホンダモビリティ南関東が、シンカが提供するコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を導入しました。この取り組みは、顧客サービスを更に向上させるための戦略の一環であり、2024年4月に実施されました。
カイクラ導入の背景
ホンダモビリティ南関東は、顧客が来店した際のサービス向上を目指し、「車両ナンバー認識システム」を導入。このシステムにより、来店客の情報を迅速に把握し、高品質な顧客対応を実現してきました。しかし、このシステムは来店時のみに限られていました。そこで、電話での顧客対応でも同様の情報効率化を実現するために、「カイクラ」というプラットフォームの導入が決定したのです。
カイクラ導入後の効果
導入後、ホンダモビリティ南関東では以下の5つの効果を実感しています。
1.
顧客対応品質の向上: 顧客情報に迅速にアクセスできるため、パーソナルでスムーズな対応が可能となり、顧客満足度も向上しています。
2.
従業員満足度の向上: 従来の複雑な情報検索が簡素化され、従業員の精神的負担が軽減。結果として、従業員アンケートでは8割以上が「カイクラが必要不可欠」と回答しています。
3.
業務効率化: 顧客情報の一元管理が進むことで、情報共有や引き継ぎがスムーズになり、業務の効率が向上しています。毎月数百件の電話対応を支えています。
4.
新人スタッフの不安解消: 着信時に顧客が誰か直ちにわかることで、新人スタッフの対応に対する不安が減り、円滑な業務遂行ができるようになりました。
5.
営業活動への活用: 通話録音機能により、効果的な営業活動を分析し、新たな教育資源として活かしています。
今後の展望
現在、カイクラは全国のホンダ販売店の34%以上で利用されています。ホンダモビリティ南関東では、今後もユーザーフィードバックを元に機能改善を行い、自動車業界のさまざまな課題解決に取り組む方針です。
企業やサービスの概要
- - ホンダモビリティ南関東: 2024年に合併したホンダの4社が集まり、191店舗を展開する大手自動車販売会社です。
- - カイクラ: 合同運営されるコミュニケーションプラットフォームで、電話、メール、ビデオ通話などの情報を一元管理し、顧客対応の質を向上させます。
これからもホンダモビリティ南関東は、「カイクラ」を駆使して顧客体験を向上させる努力を続けていく意向を示しています。そして、顧客とのコミュニケーションの深掘り、業務の効率化を通じて、常に高い満足度維持を目指しています。