全国高校生ビジネスアイデアコンテスト「マイナビキャリア甲子園」の成果
2025年3月15日と16日の2日間、東京都千代田区の大手町三井ホールにて、全国の高校生を対象としたビジネスアイデアコンテスト「第11回マイナビキャリア甲子園」が盛況裡に開催されました。この競技は、企業が出題するテーマに対して、高校生たちがチームを組んでアイデアを提案し、課題解決に挑むものです。今大会は、過去最多の3,136チーム、11,595名の高校生が参加し、注目を集めました。
コンテストのメインテーマは「Be Adventurers」。新たなビジネスモデルを探求することを通じて、これからの時代を生き抜くための指針を見つけることが期待されています。出場した高校生たちは、様々な企業のテーマから一つを選び、そのテーマに基づいてクリエイティブなアイデアを発表しました。
優勝チームの紹介
今年のコンテストでは2部門に分かれて競われました。「Discovery部門」では帝塚山高等学校の「ロックロック」チームが、日本生命のテーマに基づいて、災害時に発生する流通可能な物資を活用したECアプリ【BUYBYE】を提案。「Innovation部門」では聖学院高等学校の「ロッテで繋がろって」チームが、ロッテ製品をテーマにした街づくりアプリ【Chocolatia】を考案しました。
「Discovery部門」優勝:ロックロックチーム
日本生命が掲げた"誰もが安心して暮らせる社会"の実現に向けたアイデアとして、「ロックロック」チームは、被災地における資源の無駄を減らすためのECアプリを考案。ユーザーは商品の購入を通じて復興支援ができ、支援の成果をリアルタイムで確認できる仕組みが評価されました。
「Innovation部門」優勝:ロッテで繋がろってチーム
ロッテが提示した"チョコレート"をキーワードにしたサービス提案には、社会問題を楽しく学べる仕組みが盛り込まれており、地域活性化に寄与する可能性が期待されています。製品のパッケージにQRコードを付与し、購入意欲を高める工夫も光りました。
受賞チームのコメント
両優勝チームは、それぞれ多くの支えを受けてこの栄誉を手にしたことを感謝の意を込め表明しました。手間暇かけた準備と、チーム内での協力がこの成功につながったと語り、高校生たちの情熱が感じられました。
準優勝と特別賞
準優勝は「Discovery部門」の芝浦工業大学柏高等学校「芝柏生徒会科学班」チームと帝塚山高等学校の「もこもこバイターズ」、そして「Innovation部門」の吉祥女子高等学校「ファニーズ」チームが受賞しました。特別賞には、関東学院六浦高等学校「Ashes」チームと早稲田大学高等学院「HIGH TIDE」チームが選ばれました。
この模様は、TBS系地上波全国28局ネットで放送予定です。高校生たちが未来を切り開く力を感じる素晴らしい姿を、ぜひご覧ください。
まとめ
新人のビジネスマインドを持つ高校生たちのアイデアが提案されるこのコンテストは、次世代を担う若者たちが社会に貢献する機会を得るための重要なプラットフォームです。ますます注目が集まるビジネスアイデアコンテスト。「第11回マイナビキャリア甲子園」は、大成功を収める結果となりました。