中小企業のDX化と資金確保を加速する提携
2023年、株式会社ライトアップ(証券コード6580)は、シヤチハタ株式会社と業務提携契約を締結した。この提携により、両社は中小企業のデジタル化(DX化)推進に向けた包括的な支援を行うことを目指している。
業務提携の背景
現在、多くの中小企業は人手不足や原材料の高騰といった様々な課題に直面している。それに伴い、業務効率化やデジタル化の実現が急務とされているが、十分な資金の確保や適切なサービスの選定といった問題も解決しなければならない。
シヤチハタの「Shachihata Cloud」とライトアップの「JSaaS」を組み合わせることで、各中小企業が直面している悩みに寄り添った支援が行われる予定だ。これにより、具体的には補助金や助成金の利用を積極的に促進し、業務のDX化を図る取り組みがスタートする。
提携による共同支援内容
1.
Shachihata Cloud利用者へのJSaaSの提供
利用者は「Jシステム」を通じて、自社が受給対象となる可能性のある補助金や助成金の診断を無料で受けられる。この診断はスマートフォンやパソコンから簡単に行えるため、スピーディな情報取得が可能だ。オンライン相談や申請サポートも利用でき、補助金の活用による新たな事業創出を後押しする。
2.
JSaaS会員向けにShachihata Cloudの無償提供
JSaaSに新規登録をすることで、自動的にShachihata Cloudに登録でき、業務のDX化に必要な文書の捺印などをクラウドで行うことが可能になる。このワークフロー機能が便利で、企業内外での効率的な業務遂行が期待される。条件に応じて、追加機能も利用できるため、段階的に業務のデジタルシフトを進めていくことが可能だ。
今後の展望
ライトアップは「全国、全ての中小企業を黒字にする」というミッションを掲げ、シヤチハタとの提携によって、多くの企業がDX化を促進できる環境を整えていくことを目指している。また、今後は新たなパートナーとの提携も進め、提供するサービスの内容をさらに強化する計画だ。
会社概要
シヤチハタ株式会社の紹介
シヤチハタは1925年の創業以来、必要とされる商品を提供し続け、2025年には創業100年を迎える企業である。スタンプや文房具の製造販売、さらにデジタルサービスの展開にも注力しており、今後も企業の成長を支える商品やサービスの提供を継続する。
- - 社名:シヤチハタ株式会社
- - 創業:1925年1月
- - 年商:176億円(2024年6月期予測)
- - 従業員数:384名(2024年6月末現在)
- - 代表者:舟橋正剛
株式会社ライトアップの紹介
- - 社名:株式会社ライトアップ
- - 資本金:3億8,638万円
- - 市場:東証グロース市場
- - 所在地:東京都渋谷区
この提携は、中小企業が抱えるさまざまな課題に対して、実質的なサポートを提供する画期的な試みと言える。今後の進展が非常に楽しみだ。