プロロジスパーク盛岡が新たに物流企業と契約を締結

プロロジスパーク盛岡、新たな賃貸契約を締結

物流不動産界のリーダー、プロロジスが岩手県矢巾町の「プロロジスパーク盛岡」で複数の企業との賃貸契約を行ったことが報じられました。特に注目すべきは、青森県八戸市に本社を置く株式会社共同物流サービスとの契約で、今回は初の機会となります。また、大手3PLや梱包資材メーカーとも同時期に契約を結んでおり、プロロジスパーク盛岡の賃貸面積の約75%には既に入居企業が内定しています。これにより、同施設の物流機能が一層強化されることが期待されています。

物流の「2024年問題」と新契約の背景

今回の契約は、物流業界が直面している「2024年問題」に対応するものです。食品スーパーやホームセンターの物流拠点を手がける共同物流サービスは、アークスグループの傘下企業である株式会社ユニバースと株式会社ベルジョイス両社の商品配送を一元化する計画です。具体的には、両社はそれぞれの物流拠点を集約し、スーパーマーケット向けのグローサリー商品の効率的な配送システムを構築することとなりました。

当施設の魅力と選ばれた理由

「プロロジスパーク盛岡」が選ばれた理由は、アクセスの良さと施設のクオリティです。施設は東北エリアを幅広くカバーし、トラックバースがコンテナセミトレーラーに対応しているため、スムーズな物流業務が実現されます。さらに、2026年秋からの業務開始が予定されており、物流業務の効率化が図られる見通しです。

一方で、今回の契約にはロジスティード北日本とカネパッケージの加入もあり、プロロジスのネットワークがさらに広がります。これにより、流通業界の安定性や効率が向上することが期待されています。

施設概要と今後の展開

「プロロジスパーク盛岡」は、地上3階建てで延床面積は約100,000㎡を誇る、東北エリアでも最大級の物流施設です。35フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能なスロープが設けられており、岩手県内初の先進的な設計が施されています。また、盛岡南ICからの交通アクセスも良好で、東北地方への配送が容易に行える立地です。