ボストン日本映画祭で憲法第九条を考える
日本の映像文化を通じて社会的課題を議論する場が、ボストンで開催されます。2018年11月3日(土)に行われる第8回「ボストン日本映画祭」では、特に「アメリカで第九条改正について考える」をテーマに、複数の専門家や映画監督が集まり、意見交換が行われます。
映画祭の概要
映画祭は、ボストンのMIT(マサチューセッツ工科大学)内のSTATA CENTERで開催され、入場は無料です。参加者は、午後1時から午後7時半まで自由に出入りできます。主な作品として、映画「第九条」の宮本正樹監督が登壇し、上映後にはパネルディスカッションも用意されています。当日は、映画を通じて憲法第九条について考え、参加者同士での議論が期待されています。
特別プログラム
今年の映画祭では、複数の映画上映が行われます。詳しいスケジュールは以下の通りです。
- - 13:00 会場オープン
- - 13:30 開演
- 「サイレン」
- 「おクジラさま~ふたつの正義の物語」
- 「砂漠の夜の夢」
- 「ザ・アポロジャイザーズ」
- 「第九条」
- - 17:30 パネルディスカッション
- - 18:30 レセプション
- - 19:30 終了
映画祭設立の背景
ボストン日本映画祭は、2011年の東日本大震災を契機に「考える、話し合う」という場を提供したいとの思いで始まりました。この映画祭は、日本だけでなく、アメリカ国内での日本文化の普及を目指しています。福島を支援する活動の一環として、ボストン日本商業会やMIT、エマーソン大学などの協力を得て運営されています。
八代江津子ディレクターは、「映像を通じて伝えきれないメッセージを届け、みんなで考え続ける場を提供したい」と考えています。
映画やディスカッションの魅力
映画祭では、社会的課題に関して深く掘り下げるディスカッションが行われます。その中で特に注目されるのが、憲法第九条です。これは戦争放棄の原則を定めたもので、国際社会における日本の立ち位置を示す重要な条項です。映画監督の宮本正樹氏は、憲法第九条について「この映画を通じて皆様に考えていただきたい」と語っており、その意義を広く発信する場としています。
映画祭参加を通じて、観客は映画を鑑賞するだけでなく、指定されたテーマについて専門家とともに意見を交わす貴重な体験ができるのです。
公式ウェブサイトでは、出演者や上映作品情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。皆様の参加をお待ちしています。