生成AIを活用した新しいOCRサービス「なんでも読めるくん®」が登場

生成AIを駆使した新OCRサービス『なんでも読めるくん®』

ネットスマイル株式会社は、2025年4月25日より、生成AIを活用したOCR(光学式文字認識)サービス『なんでも読めるくん®』の提供を開始します。このサービスは、従来のAI-OCRが持ついくつかの課題を克服し、企業の業務効率を飛躍的に向上させることを目指しています。

従来のAI-OCRの課題

以前のAI-OCR技術には、特に2つの大きな課題が存在しました。まず1つ目は、読み取り対象を指定するためのテンプレート作成にかかる膨大な手間です。通常、特定の書類フォーマットに対して、予め読み取り範囲や項目を設定する必要があります。このため、異なるフォーマットの帳票を取り扱う企業では、事前に多数のテンプレートを作成しなければならないことが多く、管理が難しくなります。

2つ目の課題は、読み取り可能な帳票の制限です。従来型のAI-OCRは、手書き文字や複雑なレイアウトの帳票の読み取りに苦労し、特にかすれた文字や特殊な記号を含む帳票の処理には限界がありました。その結果、導入を検討していた企業がAI-OCRをあきらめるケースも多かったのです。

『なんでも読めるくん®』の特長

こうした課題を解決するために誕生したのが、『なんでも読めるくん®』です。このサービスは、生成AIを駆使して必要な情報を自動で抽出し、様々な帳票のデータを高い精度で読み取ることが可能です。

1. 自動情報抽出

『なんでも読めるくん®』では、ユーザーが取得したい項目名を登録するだけで、これまでの手間を省き、あらゆる帳票から必要な情報を迅速に見つけ出します。また、追加の指示を与えることで、読み取った内容の要約や理解に基づく情報生成も実現しています。従って、専用のテンプレートを作る手間は不要です。

2. 幅広い読み取り能力

この新しいOCR技術では、かすれた手書き文字をはじめ、書式のない注文書や、アイコンと記号を含む複雑なレイアウトの文書も読み取ることができます。これにより、様々な業種や業務形態に対応することが可能になり、ユーザーの多様なニーズに応えることができるのです。

結論

ネットスマイルは、AIを駆使したDX（デジタルトランスフォーメーション）やDI（データインテリジェンス）を手がける先端企業です。『なんでも読めるくん®』の登場により、多くの企業はこれまで解決できなかった帳票の自動処理を実現し、生産性の向上が期待できます。今後も、ネットスマイルは技術革新を追求し、企業の成功に貢献していくことでしょう。

詳細は公式ウェブサイトでご覧ください：なんでも読めるくん®