茨城放送、新たに過半数の株式取得に成功
茨城放送は、有限会社水戸茨城イニシアティブ(以下、イニシアティブ)と株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント(以下、ロボッツ)による過半数の株式取得を発表しました。イニシアティブの堀義人氏がオーナーを務めるこの会社は、2019年から2020年にかけて株式を段階的に取得し、最終的に約45.83%の株式を持つことになりました。
取得の詳細
イニシアティブは、以下のように株式を取得しています:
- - 2019年11月14日:518,580株(35.12%)
- - 2020年3月19日:158,104株(10.71%)
これにより、イニシアティブの保有株数は676,684株に達し、総議決権の大部分を手にしました。
さらに、ロボッツも同日、147,650株(10.0%)を取得しました。これを合計すると、茨城放送に対する二社の持ち株比率は55.83%となります。これは地域のメディア環境に大きな影響を与えることでしょう。
新たなミッション
茨城放送は今後、ラジオだけでなく、動画やテキストメディアなど、多岐にわたる情報発信を行うことで、 茨城県内外のスポーツ、音楽、ライフスタイル、学びの情報を届けていくことを目指します。新たなミッションは「茨城を元気にし、日本全体に茨城の魅力を伝える」とし、ラジオの枠を超えた地方発メディアカンパニーのモデルを構築することです。
プログラム改編
2020年4月には、プログラムの大幅な刷新がありました。平日夜9時半(特定日は夜10時)までのプログラムでは、全て茨城放送が自主制作した番組を放送する運びとなり、「グロービス みんなの相談室」や「だっぺ帝国の逆襲」といった新しい番組が登場し、日曜日には音楽を楽しむための「ミュージックサンデー」として新たな番組が始まりました。
株式取得に関する背景
堀氏は、昨年11月に行った茨城放送の株式取得の際、地方メディアに対する思いを語っています。彼は自身の考えをコラムに記し、これからの地方メディアの未来を担う決意を示しました。この取り組みは、茨城放送のさらなる発展と、地方メディアの新たな可能性を示していると言えるでしょう。
お問い合わせ
本件に関する質問や問い合わせは、株式会社茨城放送総務局までご連絡ください。電話:029-244-2160、メール:
[email protected]
茨城放送の株式取得は、地域メディアの未来に大きな影響を与える重要な一歩となりそうです。今後の展開にも期待が高まります。