BitTitan、MigrationWizの機能を強化する「Hybrid Exchange Management」を発表
BitTitanが発表した新機能「Hybrid Exchange Management」
IT業界での変革が進む中、BitTitanは自社の移行ツールMigrationWizに新しい機能「Hybrid Exchange Management」を追加した。この機能は、オンプレミスのExchangeサーバーからMicrosoft 365への移行をより簡素化し、IT担当者やマネージドサービスプロバイダー(MSP)の負担を軽減することを目的としている。
ハイブリッド移行の重要性
近年、多くの企業がMicrosoft 365への移行を進めており、特に大手企業ではハイブリッド移行が一般的な戦略となっている。これにより、一元的なExchange環境のメリットを享受しつつ、フレキシブルな移行計画に基づくプロジェクトが可能となる。しかし、ハイブリッド移行プロジェクトの管理は依然として複雑で、一部の企業では専門的なコンサルタントの関与が求められている。
BitTitanの新機能が提供する「Hybrid Exchange Management」は、こうした課題を解決するために設計されたものであり、移行プロセス全体を簡素化することが期待されている。この機能を利用することで、IT担当者はスプレッドシートやカスタマイズされたスクリプトを用いることなく、ハイブリッドプロジェクトの全ての側面を効率的に管理できる。具体的には、メールボックスのバッチ処理や、ユーザー間のデリゲート関係の管理が一元的なコンソールから行えるようになる。
使いやすさを追求
新機能では、メールボックスレプリケーションサービス(MRS)の上部に管理レイヤが設けられている。これにより、MSPやIT担当者は移行前にバッチ内のメールボックスやデリゲート関係を容易に編集・移動・管理可能になり、従来のように手間のかかる事務作業から解放される。BitTitanのプロダクト部門のバイスプレジデントであるマーク・カースタインは、「10年以上の経験の中で、ハイブリッドExchange移行に関する多くの課題が存在することを知っている。新機能により、パートナー企業はより簡素化された方法で移行プロジェクトを管理できるようになる」と述べている。
経験に応じた役割分担
また、MigrationWizのこの機能が導入されることによって、経験の浅い技術者でも移行プロジェクトを担当できるようになる一方で、より熟練したIT専門家は他の高度な業務にリソースを集中できるようになる。これにより、パートナー企業は作業効率を向上させ、コスト削減と利益率の維持を同時に実現できる。
エンドユーザーへの柔軟なアプローチ
一元化されたコンソールの活用は、長期的なプロジェクト管理にも役立ち、エンドユーザーに順次バッチを引き継ぐことで、パートナー企業は初期段階からハイブリッドプロジェクトからの撤退が可能になる。これにより、パートナー企業はエンドユーザーからの事務的なハードルを緩和しつつ、コストの削減を図ることができる。
Microsoftとの連携
MicrosoftのOne Commercial Partner部門のコーポレートバイスプレジデント、ガブリエラ・シュスターは、BitTitanがMicrosoft 365の導入をサポートする柔軟なアプローチを提供することの重要性を強調した。企業が新しい職場環境を整えるために必要なサポートを行うBitTitanの取り組みは、業界全体に良い影響を与えることが期待されている。
高度なスキルを要さない移行
最後に、MigrationWizの「Hybrid Exchange Management」機能は、特別なインストールや研修を必要とせずに利用可能であり、大企業のニーズにも対応できるポテンシャルを持っている。ライセンスはユーザーごとに発行され、BitTitanから直接購入することもできる。
詳細な情報やウェビナーはBitTitanの公式ウェブサイトで確認できる。これにより、ITプロフェッショナルは新しい機能の詳細を学び、実際のプロジェクトに役立てることができるだろう。
会社情報
- 会社名
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BITTITAN, INC.
- 住所
- 1120 112th Ave NE, Suite 300, Bellevue, WA 98004, USA
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