国産Amazon S3 マウントツール「JPCYBER S3 Drive」が ARM64 にネイティブ対応 - 最新AI PCでも安全なファイル共有を実現
株式会社JPサイバーは、2024年に発表されたAI処理に適したCopilot+ PCに採用されているARM64 版 Windows 11 にネイティブ対応した「JPCYBER® S3 Drive® V9.0」を、7月5日にリリースしました。
「JPCYBER S3 Drive」は、VPN機器を使わずに、Amazon S3等のS3ストレージを使用して安全なファイル共有を実現する国産のユーティリティーツールです。従来、x64 アーキテクチャ向けのアプリケーションは一部エミュレーション動作が可能でしたが、デバイスドライバーはエミュレーション動作させることができませんでした。しかし、今回のネイティブ対応により、ARM64 アーキテクチャを含むすべての Windows 11 PC 上で動作することが可能になりました。
ARM64 版 Windows 11 とは?
ARM64 版 Windows 11 は、高速・省電力性に優れており、長時間のバッテリー駆動が可能で、モバイル用途に大きなメリットがあります。
「JPCYBER S3 Drive」 の ARM64 対応のメリット
JPCYBER S3 Drive は、アプリケーションおよびデバイスドライバーを ARM64 アーキテクチャ向けにネイティブ対応したことで、従来の x64 アーキテクチャに加え、ARM64 アーキテクチャを含むすべての Windows 11 PC 上で動作するようになりました。これにより、最新AI PCでも安全なファイル共有が実現可能になり、より幅広いユーザーが利用できるようになりました。
「JPCYBER S3 Drive」の主な機能
「JPCYBER® S3 Drive®」は、Amazon S3 や Wasabi 等のバケットを Windows にマウントしてローカルドライブのように扱える、一貫した日本国内開発体制をとる純国産ユーティリティーツールです。
主な機能は以下の通りです。
Amazon S3 マウント機能: クラウドストレージをファイルサーバーやNASのようにセキュアに利用できます。
ランサムウェア復元機能: Amazon S3 上のファイルが暗号化されても、復元用コマンドツールで簡単に正常な状態に戻すことができます。
以前のバージョンの復元機能: 誤削除や上書きによるファイル喪失も、過去バージョンを任意の場所に保存し回復できます。
共有リンクの作成機能: エクスプローラーの右クリックで、共有リンクを作成できます。パスワード付き ZIP 添付の代替策として利用可能です。
動作環境
サポート OS: Windows 10 / 11 / 11 ARM、Windows Server 2016 / 2019 / 2022
対応ストレージ: Amazon S3 / S3 互換ストレージ (AWS EC2 / AWS WorkSpaces 上の Windows でも動作します。)
株式会社JPサイバーについて
株式会社JPサイバーは、企業の機密・重要データを多様なサイバー攻撃や漏洩の危険から守ることをミッションとして、大企業から中小企業までがデータを安全に活用できるよう、セキュリティの専門技術と知見を活かした支援を行っています。
まとめ
「JPCYBER S3 Drive」は、最新AI PCでも安全なファイル共有を実現する国産のユーティリティーツールです。ARM64 ネイティブ対応により、より幅広いユーザーが利用できるようになりました。