三井住友DSアセットマネジメントが新たなAIツール「AIR」を導入
2023年10月22日、三井住友DSアセットマネジメント株式会社は、運用部門において新しいAIサポートツール「Assistant For Investment Research(AIR)」の業務利用を本格的に開始しました。この取り組み」は、顧客の資産形成を支援し、運用力の向上を図ることを目的としています。
AIRの主な機能
AIRは、投資リサーチ業務のプロセスに最適化された独自開発の生成AIを搭載しており、多くの便利な機能を備えています。これにより、投資判断に必要な情報を迅速に提供し、的確な投資判断を実現します。
1. 生成AIによる情報提供
AIRは、最新のニュースを理解し、投資判断に必要な情報を瞬時に提供します。このため、投資成果の向上が期待され、迅速な意思決定が可能になります。
2. 幅広いAIモデルの選択肢
ユーザーは、Azure、AWS、Google Cloudなどの主要AIモデルを自由に選択でき、企業内部のみで使用可能なネットワーク接続を利用します。これにより、より高度な分析が行えるようになります。多様なAIモデルを駆使して、複雑な市場分析が可能となり、投資戦略の精度が向上します。
3. 特化型エージェント機能
AIRには、長文レポートの作成、ファクトチェック、EDINETやTDnetからの情報抽出、過去のニュースと株価の相関関係を分析する特化型エージェント機能が備わっています。これにより、効率的で正確な情報収集と分析が可能となり、投資機会の最大化が期待されるのです。
AIRの社内での活用
AIRを活用することで、運用部門では年間約50,000時間の業務効率化が見込まれています。具体的には、マクロ調査グループではマクロ経済ニュースの情報収集や社内向け資料作成に利用され、円債クレジットグループでは市場分析と銘柄評価に役立てられています。今後は全社的な業務利用に向けて、さらなる開発が進められる予定です。
AIR開発の背景
AIRの開発は約2年前から着手し、運用担当者からのヒアリングや社内アンケートによる意見収集を行いました。これを基に半年間の検証期間を経て、今回の運用開始に至りました。このように、当社はAIなどの最新技術を積極的に活用し、運用担当者がより創造的な投資アイデアを生み出せる環境の実現を目指しています。
今後の展望
三井住友DSアセットマネジメントでは、AIを活用した先端技術を駆使して運用力の向上に努め、顧客の資産形成に貢献していく方針です。新しい技術の導入を通じて、さらなる投資成果の向上を目指します。
最後に
この新しい取り組みは、顧客にとっても価値あるサポートとなることが期待されます。しかしながら、本資料は特定の投資信託や金融商品を推奨するものではないため、投資行動に関しては十分な注意が必要です。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社の住所は、東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー26階で、公式ウェブサイト"(https://www.smd-am.co.jp/)にて詳細をご確認いただけます。