日本ウイスキーの全貌がわかる年鑑
2024年9月26日、ウイスキー文化研究所から『JAPANESE WHISKY YEARBOOK 2024 日本威士忌年鉴』が発売されました。この書籍は、日本のウイスキー蒸留所に関する情報を網羅した唯一のガイドです。特に注目すべき点は、中国語版の発行で、ここ数年で日本のウイスキー文化が国際的に広がっている証拠とも言えます。
書名と内容の詳細
新刊はB5変形の272ページから成り、すべてフルカラーで仕上げられています。定価は4,400円(税込)で、ウイスキー文化研究所のオンラインショップやAmazonなどでも入手可能です。
本書は、2023年の年鑑に続くシリーズの二冊目であり、日本の3大ウイスキー製造業者に加え、新たに誕生した蒸留所や、設立準備中の施設に関する最新情報も掲載されています。総数114ヵ所の蒸留所が紹介されており、それぞれの土地、個性、発売されるボトルや、設備に関する詳細を確認することができます。また、見学ツアーの有無についても情報があり、昨今注目されているウイスキーツーリズムにぴったりです。
ウイスキー文化研究所とその役割
ウイスキー文化研究所は、ウイスキーの普及を目的とした団体であり、その代表である土屋守はウイスキー評論家としても知られています。2001年に設立されて以来、国内外のウイスキーや酒文化についての研究を続けており、数々の情報を発信しています。
研究所は、国内唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集・発行を行い、ウイスキーフェスティバルなどのイベントも手掛けています。また、ウイスキーに関する資格認定試験や、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)の運営も行い、ウイスキー文化の発展に寄与しています。
土屋守氏の経歴
土屋守は1954年に新潟県で生まれ、学習院大学を卒業後、週刊誌の記者としてキャリアを始めました。1987年に渡英し、スコットランドで出会ったスコッチウイスキーに強く魅了され、帰国後はウイスキー評論家として名を馳せます。
1998年、彼は「世界のウイスキーライター5人」の1人に選ばれ、NHKのドラマ「マッサン」ではウイスキーの監修を担当しました。著書も多く、各種ウイスキー関連の出版物や雑誌の編集長を務めています。
ウイスキー文化の未来
『JAPANESE WHISKY YEARBOOK 2024 日本威士忌年鉴』は、国内外のウイスキーファンには必須の一冊です。この年鑑を手に取ることで、日本のウイスキー文化についての理解が深まり、ウイスキーの楽しみ方が広がること間違いなしです。ウイスキー業界の最新情報を知りたい方、旅行や見学を計画している方は、ぜひチェックしてみてください。