リ・パワーの資金調達
2024-05-14 10:00:02

リ・パワーが約2億円の資金調達を実施し、エネルギー事業を加速

リ・パワーが約2億円の資金調達



株式会社リ・パワーは、KUSABIおよびニッセイ・キャピタルを通じて総額約2億円の資金調達を実施しました。この資金調達により、同社がエナジー・ストレージ・プロバイダーとして提供する4つのプロダクトやサービスの市場投入を加速することが期待されています。

リ・パワーの主要なプロダクトには、Re:Power VPP、Re:Power AI-Algo、Re:Power EMS、Re:Power Cubeがあります。特に注目されるのが、電力取引市場での自動入札システムであるRe:Power AI-Algoです。この技術は電力の分散化を進めるもので、独自に開発されます。

また、Re:Power EMSは、アメリカ製プラットフォームを基にし、日本の電力制御プラットフォームでトップシェアを目指しています。このビジネスにおいては、早稲田大学スマート社会技術研究会のACROSSと連携しており、交流と提言を行っています。

資金調達の引受先は、KUSABI 1号投資事業有限責任組合、ニッセイ・キャピタル13号投資事業有限責任組合、さらにはニッセイ・キャピタルサスティナビリティ課題解決ファンド1号投資事業有限責任組合です。

投資家の声



KUSABIの代表パートナー、永井研行氏は、カーボンニュートラル社会に向けた自然エネルギー電源の重要性に触れ、電力需給のギャップ解消が喫緊の課題であると述べています。同社は世界的なEMS事業者Fractal社やリチウムイオン電池のリーダーであるCATL社と提携し、独自のAI技術を駆使したエネルギー貯蔵システム(ESS)を提供する企業です。市場規模は2035年までに5兆円を超える見込みであり、充実したチームであることが評価されています。

ニッセイ・キャピタルのキャピタリスト、堀田芽ノ世氏は、リ・パワーの技術と市場の潜在性に高く評価を示しています。リ・パワーが展開するAIを導入した製品は、自然エネルギー発電量の増加とともに発生する電力需給の問題への効果的な解決策であると期待されています。リーダーシップを発揮する元SONYの経営陣による経営方針に信頼を寄せ、引き続き投資家として支援していくと述べています。

企業情報



リ・パワーの本社は東京都渋谷区のセルリアンタワーに位置し、2023年に設立された若い企業です。資本金は約1億5500万円で、再生可能エネルギーに関する多様なビジネスを展開しています。具体的には、蓄電池や送配電制御システムの開発から販売まで、多岐に渡ります。また、発電所や蓄電所の運営代行も行っており、今後の成長が大いに期待されています。

リ・パワーは、新しいエネルギーシステムが求められる現代社会において、イノベーションを通じて持続可能な未来を目指す企業です。これからの動向に目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社リ・パワー
住所
東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー15F
電話番号
03-4446-5087

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